粘菌 知性のはじまりとそのサイエンス 特徴から研究の歴史、動画撮影法、アート、人工知能への応用まで
- 誠文堂新光社 (2017年12月7日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784416717202
作品紹介・あらすじ
「森のなかの美しい宝石のような生物である粘菌には、宇宙の大不思議が宿っている。
その粘菌が、いまや21世紀の知的探求の最前線に立とうとしている。
かつて我が南方熊楠は、粘菌のなかに生命現象の原基を見出そうとしたが、
現代の生物学は、さらに粘菌のなかに知性活動の原基を見出そうとしている。
この本は胸躍る粘菌研究の最前線から届けられた、こよなくチャーミングな報告書である。」
中沢新一氏 推薦!!
脳や神経をもたない単細胞生物でありながら、外的刺激に対して複雑な行動様式を示す粘菌(変形菌)。
その特異なふるまいは、コンピューターサイエンスや人工知能研究の黎明期から科学者たちを悩ませてきた
「単一始点最短経路問題」に最適な解を与えうる能力をもつことで注目を集めた。
この驚くべき生物が、どのようにして無数の色や形へと変身をとげるのか、
その体内でどのような化学反応がおき、多様な行動・判断を生み出しているのか、
その情報処理システムには、まだ多くの謎が残されている。
本書は、サイエンスドキュメンタリーフィルム『The Creeping Garden』の製作を通して、
2人の英国人がどのように研究を深めていったかを描き出す。
その過程で粘菌研究の歴史や、現在第一線で活躍する科学者たちの研究をふまえ、
粘菌を応用したコンピュータや人工知能、ウェアラブルデバイスなどの取り組みについても紹介。
巻末には、粘菌を活用した研究で2度のイグ・ノーベル賞を受賞した中垣俊之博士と、
現在日本の変形菌研究をリードする川上新一博士による対談も収録。
みんなの感想まとめ
粘菌という不思議な生物の魅力とその知性に迫る本書は、科学の最前線を探求する興味深い旅へと読者を誘います。脳や神経を持たないにもかかわらず、複雑な行動を示す粘菌は、コンピュータサイエンスや人工知能の研究...
感想・レビュー・書評
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皆さんは「The Creeping Garden」という映画をご存知でしょうか。と問いかけると、さも私は存じているかのようですが、寡聞にして本書を読むまで存じ上げませんでした。本書を読むと、粘菌を題材にドキュメンタリーを撮ったイギリスの映画監督の、粘菌に対する情熱をヒシヒシと感じることができます。また個人的に本書から、「実は日本・日本人が粘菌に対して古くから興味をもち、研究を重ねてきた」ということを逆に教えていただきました。「これから粘菌に触れてみよう」という初心者の方から、「粘菌?割と知ってるよ」という玄人の方まで楽しめる本だと思います。ぜひご一読ください。
(生命理工学コース M2)詳細をみるコメント0件をすべて表示
