ニュートリノってナンダ?-やさしく知る素粒子・ニュートリノ・重力波
- 誠文堂新光社 (2017年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416717516
作品紹介・あらすじ
2015年のノーベル物理学賞となった梶田隆章博士の発見「ニュートリノ振動」。
ニュートリノの存在を提案した本人さえ、発見できるとは思っていなかった素粒子・ニュートリノって何なのか?
難しく語られがちな素粒子物理の世界を、人気の科学ライターがとことんわかりやすく紹介。
カミオカンデとスーパーカミオカンデの観測からわかったこと、なぜノーベル賞となったのか、ニュートリノ研究からわかる新しい宇宙像までを解説。
さらに、2017年にノーベル物理学賞となった「重力波の直接観測」についても詳しく紹介しました。
重力波とは何か?
発見までの過程、梶田博士が主導する、日本の重力波観測施設KAGRAや研究の最前線を紹介。
ニュートリノ研究の成果に、重力波の直接観測が加わり、「マルチメッセンジャー天文学」の幕が開けようとしています。
研究の最前線から、明らかにされつつある最新の宇宙像について、中学生から大人まで、楽しみながら知ることができる本です。
(本書は2015年刊行の『ニュートリノってナンダ?』の改訂新版です)。
感想・レビュー・書評
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*電子ブックですので、下記のURLからアクセスしてください。
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素粒子、ニュートリノ
よく耳にするが、きちんと理解することが出来ていなかった。
この本は図書館のティーンコーナーに置かれていただけあって、図と共にわかりやすく説明された本です。
(といっても、実際中高生が理解するのは難しいのでは。)
ニュートリノ振動を理解するのに時間がかかり、何度も読み返したが、最後まで興味深く読むことが出来ました。 -
宇宙の謎を解く重要なカギの一つとされている素粒子「ニュートリノ」についての初心者向け解説本。約130ページというコンパクトな内容だが、図やイラストも多く載っていて、イメージが掴みやすくなっている。
とはいっても、ド文系の私にはこれでもまだ少々難しく、もしジュニア向けの解説本があるようであれば、そちらも読んで、また本書に戻ってきた方が良いような気がした。
あと、本書を読んで、この分野では日本人科学者(ノーベル賞受賞者もいる)と実験用施設の貢献が結構高いということを知った。