おはよう! アジアの朝ごはん: 台湾・ベトナム・韓国・香港の朝食事情と再現レシピ

著者 : 口尾麻美

• 誠文堂新光社 (2018年9月6日発売)

作品紹介・あらすじ

旅行先として人気の台湾、香港、韓国、ベトナムでは、朝食をお店で食べる習慣があり、
そのバリエーションも豊富。
活気に満ちた屋台や市場で食べる人も多く、ガッツリ味わう朝食が現地の人たちの元気の源となっている。

本書は、そんな4つのエリアで定番の朝ごはんと朝から味わいたいスイーツやドリンクの作り方を
80種以上紹介したレシピブック。
各メニューの解説もあり、旅先で参考にできる内容となっている。
各エリアの朝食事情や食文化がわかる読み物も充実。
旅行前後はもちろん、旅行気分に浸りたい時も楽しめる一冊。

感想・レビュー・書評

[かおるひめさんの感想 · 2019年10月16日]

台湾・ベトナム・韓国・香港では、朝食は外食が主。
屋台や市場で楽しめる定番朝食のレシピと現地の様子を紹介。
四か国でそれぞれのレシピとカラー写真の料理画像、朝食事情、
現地の様子、現地で買いたい食材と調味料での構成。
べトナムにはカンボジア、香港にはマカオも含まれる。
目次の次のページに各国データ有り。
台湾・ベトナム・韓国・香港の定番朝ごはんを80種以上のレシピを
紹介した本です。現地の朝食事情も写真や文で紹介されているので、
その雰囲気が味わえます。
レシピは至ってシンプル。サッと調理し、サッと食べられる。
デザートやドリンクも、同様。
食材もシンプル。入手しやすいものを使っている。
凝るのは、スパイスやタレ。
そしてトッピングでバリエーション豊かに。
台湾では、台湾式、中国式、西洋式と、種類豊富。
ベトナムでは、西洋と東洋の味が。たこ焼きみたいな料理もある。
韓国では、汁物、スープ等。サイドメニューがたっぷり。
香港では出前一丁が人気で、使った料理が多いそうな。
旅行にも誘ってくれる、楽しいレシピ集です。

[なら。さんの感想 · 2023年2月5日]

某深夜の飯テロドラマのように「腹が減った」と呟きたくなる一作。同じアジアでも多様な食材と食文化によって織り成される色鮮やかな朝ごはんの数々が文字通り美味しそうに描写される。腹が減らないわけがない。日本で手に入りにくい調味料はこれとこれを組み合わせてもよいなど書くことで再現性が心持ち上がる気がする。

[徳島文理大学 徳島キャンパス附属図書館さんの感想 · 2022年3月3日]

【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/769722

著者プロフィール

料理研究家・フォトエッセイスト。旅先で出会った食材や道具、ライフスタイルからインスピレーションを受けた料理を提案。異国の家庭料理やストリートフード、食文化に魅せられ写真に収めている。旅をテーマにした料理は書籍や雑誌、イベントを通して発信している。また、料理と同じく、旅のエッセンスが詰まった自宅のインテリアにも定評があり、NHK「世界はほしいモノにあふれてる」を始め、多数メディアに出演。
著書に『まだ知らない台湾ローカル 旅とレシピ』『はじめまして 電鍋レシピ』『旅するリトアニア』(いずれもグラフィック社刊)、『おはよう! アジアの朝ごはん』『トルコのパンと粉なものとスープ』(ともに誠文堂新光社刊)など

「2022年 『旅するインテリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」