- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416719121
作品紹介・あらすじ
美しい月、月の居る風景写真とともに、月の満ち欠けと人との関わりを紐解きます。
暦、潮汐、バイオリズムなど、月の動きは人間の生活と深い関連があり、「月」のその不思議な魅力は多くの人々の好奇心をそそります。
この本では、暦や生活に関連する月の満ち欠け、新月、三日月、満月(十五夜)、十六夜、立待月、居待月、寝待月など古来からの話題はもちろん、最近のニュースで話題となる、スーパームーンやブラッドムーンなども取り上げ解説するとともに、現象が起こる年月日や見方も紹介します。
そのほか文学、美術、占星術や神話などの観点からの月についてのいろいろのほか、月明でできる月虹など、月にまつわる興味深い話を数多く紹介するので、読み終えた後、月をより身近に感じることができ、眺めてみようというという気にさせてくれます。
※『月と暮らす。』をベースに、美しい写真と図版を新しいものに置き換えるとともに、最新の話題を掲載します。
また装丁およびデザインを『月と暮らす。』から一新します。
■目次抜粋
月の楽しみ
Chapter 1 月のある風景
月のある風景
南の空を行く満月の光跡
地球照
ムーン・リバー
月明かり
月食
皆既月食中の星空
北半球の月、南半球の月
Chapter 2 月の満ち欠け
月齢0 月齢速算法
月齢1 白道
月齢2 三日月
月齢3 地球照
月齢4 ガリレオの暗号文
月齢5 弓張月
月齢6 見かけの大きさ
月齢7 上弦
月齢8 季節の月
月齢9 クレーターの大きさ ほか
Chapter 3 月の光
ムーンボウ
月暈
月の影で起こる日食
今後、日本で見られる金環日食と皆既日食
赤銅色の月
金星食を見よう
月が星をかくす「星食」
Chapter 4 月のことば
月にむら雲、花に風
月満つれば虧く
鏡花水月
ブルー・ムーン
カレンダー
ルナティック
Chapter 5 月の文学
月の歌
雪月花
月天子
竹取物語
源氏物語の月
枕草子の月
お月さまいくつ
盆のような月
酒を把って月に問う
月夜
Chapter 6 月の模様
月の模様
月のうさぎ
がまがえるに変身する仙女
月の桂
月面観望会
月の国旗
雨降りお月さん
月を作った神
Chapter 7 月と暮らし
七夕の渡し守り
中秋の名月
十三夜のお月見
春の潮干狩り
アルテミスの恋
Chapter 8 月世界旅行
月世界へ出かけよう
月世界の裏側大探検
月の誕生
月の資源
遠ざかる月
月面基地
ほかの惑星たちの月
Chapter 9 月を見よう
肉眼で月を見よう
双眼鏡で月を見よう
望遠鏡で月を見よう
月面全図
第1象限の月面図
第2象限の月面図
第3象限の月面図
第4象限の月面図
月の暦 ほか
Column
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感想・レビュー・書評
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地球とほぼ同時に誕生し、私たちに最も身近な衛星である「月」。暦や潮汐など月の動きは、私たち人間の生活に深い関係があります。
本書は、天体写真家である著者の美しい写真と共に、月の満ち欠けや、歴史の中で月がどのように見られてきたのかを、言葉や文学、神話などから紹介・解説しています。
月の観測方法も紹介されていますので、今年の名月を美しく観測したい方にもどうぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美しい写真とともに月について詳しく学べる。半分以上は科学的な知識だが、文学や生活の中の月についても触れられている。図が豊富で説明もわかりやすい。
子どもが月について学習しているときにあわせて大人が読むのに良い。 -
月齢や月に関する事を、綺麗な様々な月の写真と共に知る事ができました。
分かりやすく丁寧に書かれていますが、月や天体に詳しければもっと楽しめたかと思います。
何気なく見ている『月』をもっと知りたくなりました。 -
文化、科学、文学、歴史など様々な側面から月を考察しており、美しい写真とともにとても楽しめる内容。ただ文章の校正が甘すぎ。内容は素晴らしいのにとても残念。これは減点項目。
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50208090 -
これは新版ですね。旧版と比べて読んでみたい。(コアラ)