これで安心危機・災害マニュアル: 自然災害・都市災害テロ・ハイジャックから身を守る方法

著者 :
  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416802205

感想・レビュー・書評

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  • (特集:「もしもの時に備えよう」)

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  • 別の本では,マニュアルは安心しちゃだめで,
    経験をもとに書き換えていくことが大事とのことを学んで来た。

    本を売る為の標題になっているが,実際に使う側が書き込んで使えばよいことが分かる。
    マニュアルはいちから作るのではなく,既製品から始めるのがよいだろう。

    出発点の1つ。 奥尻島 20Mの大津波という記載がある。

  • 著者は科学技術分野のサイエンスライターとのことで、直接危機や災害の専門家ではありませんが、かえって一般的な危険への対処法を網羅してまとめてあると思いました。
    おおむね、起こりうるすべての危険に関して言及されているようです。
    モールス信号のことまで書かれているのには、舌を巻きました。

    なにか危機が起こらないと、こういう災害対処法はなかなか頭に入らないものですが、ハンディタイプなので、身近な場所において、しょっちゅう目を通すようにするのがよさそうです。

    <memo>

    ボイスバロットの法則:風を背にして立つと、低気圧は左手の方向

    コリオリの力:北半球では南→北の大気の動きが右に働くように見える

    津波:水深の深いところで発生すると移動速度が速くなる。水深2000mで発生だと140km/秒、時速504km。ジェット旅客機並み。

    津波の波高:沖合では高くないが海岸では5~6倍の高さになる。特に狭い湾では高くなる

    落雷:車内・室内は安全。身に着けた金属は落雷の直接の原因とならない。

    積雪:両手で頭の上に丸を作るようにし、できるだけ顔の周囲の空間を確保。
    呼吸ができなくなると、人は3分で意識を失う。
    雪の中では、1時間に3度体温が下がる。
    コア温度(体内温度)が32度以下になると、重症の低体温症。生命の危険。

    雪崩:秒速25mになる時も。雪面を手でたたき、できるだけ雪の上に乗るように泳ぐ。

    地震:地下街には60m間隔で非常口が設置されている
    無線が力を発揮。

    火山噴火:火砕流:1000度の高温の噴出物がガスと共に時速360km以上の高速で滑り落ちる現象。
    火砕流が発生してからでは逃げられない。はじめから近づかない。

    火山性有毒ガス:低い位置にたまる。ペットや子どもの変調に注意。高い位置に。
    火災の時:煙(有毒な一酸化炭素)を吸わないよう、身体を低くし、鼻と口を覆う。

    隕石落下:地球に衝突する可能性はとても低い。500万分の1くらい。杞憂。

    やけど:片手のひらを皮膚面積の1%とする。
    大人は皮膚表面積の15-20%、子供は10-15%火傷すると命にかかわる。

    ハチ:アナフィラキーショック:刺されて数分でショック状態→呼吸困難、血圧低下
    ミツバチ:1回だけ、スズメバチ:何回でも刺す
    黒いものを敵とみなし攻撃する。黒い服は避ける。

    放射線被爆線量
    204mSv 普通に浴びる年間量
    500mSv(ミリシーベルト)白血球が減少
    3000mSv 脱毛
    7000mSv 全身に浴びると死亡

    身を守るには→放射線源から遠ざかる、放射性物質を体内に取り込まないの2点

    ハイジャック:説得は無理。複数、宗教がらみの場合は抵抗しても100%無駄。犯人は興奮状態。刺激しない。素直に言うことを聞くふり。
    下を向いて犯人と目を合わせない。思いつきで行動しない。

    バトル:急所は目、鼻、耳、あご、みぞおち、股間、ひざの後ろ、くるぶし。
    相手から見て左右45度内は攻撃エリア。そこに入らないように。
    防衛は最大の攻撃。

    爆弾:主流だんは安全ピンが抜かれると4秒で爆発。
    爆風は上方に飛びやすい→地面に伏せる
    目と耳をふさぐが、口は開けておく。衝撃波から身を守るため。

    携帯:圏外ではバッテリーの消耗が早い。電源を切っておく。
    身動きとれない最悪の場合はオンに:特殊な方向探知機を使って居場所を突き止める
    飲み水:1日3L必要。最低0.5L。

    モールス信号:SOSは・・・ --- ・・・(トトト ツーツーツー トトト)

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著者プロフィール

科学技術分野で著作活動を行なっているサイエンスライター。操縦士の技能証明を持ち、空を飛び回る。愛機はセスナ172型機。同機はまさに飛行機の基本といえるもの。セスナがわかれば飛行機の基本がすべてわかると言っても過言ではない。操縦桿は空気の力をダイレクトに受け、小さな機体は風が強いと木の葉のように揺れる。小型機で空を飛ぶとは、風・雲・雨といった気象の変化を直に感じることでもある。
主な著書に『図解でわかる航空力学』(日本実業出版社)、『飛行機がわかる』(技術評論社)、『無人兵器』(河出書房新社)、『天気と気象』(学研)などがある。

「2022年 『「空の科学」が一冊でまるごとわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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