- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418045150
感想・レビュー・書評
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よしもとばななさんが日記の中に出てきた本。
「私をものすごく救ったもの……(略)読書してこんなに気持ちが軽くなるとはめずらしい。しかも小説以外で。
(略)
こんなにおののき、なぐさめられたことはなかった。そして犬が死んだこと……動物が死ぬことに関しての文で、彼ほど私を深く深く納得させた人はいない。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素敵すぎる・・・・ 言ってることとやってることが矛盾していない素晴らしさ!そして著者はぜーったいに「シートン動物記」を読んでいる。子供用でなく、中学生の私が読みふけっていたほうのやつ。
野村先生、できれば長生きしてその思想をもっともっと提示して欲しいなあ・・・ -
我が家の犬達が通っている野村動物病院の院長野村先生。
友達にこの本を借りるまでこんなにキてるお人だとは知りませんでした(笑)
ご自身の仕事ぶりの箇所の感想は控えるとして、
この人って本当に動物きち●い!
「仔犬のかわいいニオイがしてきてもうクッフンクッフンなってしまう」
「犬の足のうらは幸せのニオイに決まっている!」
犬を飼っているひとならウンウン、でしょう。
リーラ号との悲しい別れもビオラちゃんのの可愛いおばかぶりもいちいち沁みます。
ダーツの物語も面白かった!
爬虫類にはまるひとの気持ちも少しわかった気が。
これからも愛すべき動物バカでいてください。 -
野村先生のことを初めて知ったのは何かのテレビ番組で、
その動物を飼ったことがなければきちんと理解して治してあげることができないから
と様々な種類の動物を飼っているプロ根性に惚れました。
この本は、知人に薦めてもらって手にとって見ました。
冒頭から、リーラについての記述に危うく号泣しそうに。
動物好きなら誰でも共感するのではないでしょうか。
自分は命好きとまでは言えないけれど、犬人間ではあると思うので
大部分において共感できました。
笑いあり涙あり。
非常に読みやすくもあります。
きちんとしつけられた犬にも人権を。
馬鹿なガキの方こそ鎖につないでおけ、とか
ちょっと乱暴に聞こえるのかもしれないけれど
私の持論と全く同じで、
やはりこういう考え方をする人は他にもいるのだな、と
どこか安心しました。
ペットを飼うという行為のエゴであったり、
獣医としての仕事ぶりや考えであったり、
はっきりしていて読んでいて小気味良い本です。 -
見た目以上に、ものすごい人だな、野村せんせ。
しかし、猫好きの私が、犬を飼いたくなるすごい本。
ヘンタイだけど、かっこいいぞ、この先生は。 -
生き物を飼育する行為は自身の命を削って与えることである。クリーン&ハイ
テク動物医療を誇る鉄の要塞、野村獣医科Vセンター。新たなステージへと
今も進化し続けるこの病院をギンガオサイチョウのダーツが見張る。著者は
再び言う。飼育環境の不備や生半可な愛情は「囚われの身の命たち」の生命
の灯を意味なく消耗させるだけだ。だから動物を飼うならあなたの命を削って
与えるべきだ―。極上の飼育、奇怪な動物、そしてマニアックな仲間たち。
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ソロモンの続編がやーっと出ました。
かなり内容濃いです。素晴らしいです。早く続きが見たいです。
でも町田さんが登場しない・・もしかしてウッちゃん=町田さん? -
獣医って、無条件に動物が好きなわけじゃないんだな、と最近、ひどい獣医にかかったワタシは思いました。野村先生はヒドイ男かもしれないけど、すごい獣医だと思います。近くだったらかかりたい。