ひと目でわかる 作法美人になるココロエ

著者 :
  • 世界文化社
3.44
  • (2)
  • (1)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418074013

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「普段使いの言葉が“洗練言葉”に変わる大人の言葉使いとは」

    まずはこちらの前書きを。



    あの人にもう一度お会いして、話がしたい。

    と思ったことが、今まで何度かあったことでしょう。それは、なぜでしょう? きっと、その人と一緒にいて、とても楽しく心満たされ、魅せられたからではないでしょうか? そして、その人のあなたに対する心配りが心地よく、うれしかったからではないでしょうか?

    私たちは、一人で生活をしているわけではありません。老若男女、さまざまな人々と社会生活を営んでいます。“自分さえよければ”というエゴイズムは、人間関係を損なうことになりかねません。周囲の人々に不快感や違和感を与えないためにも、言動を慎むことは自分にも他人にも必要なのです。



    というわけで、これから新生活を迎える新社会人のみなさま、長いこと大人社会を泳ぎ続けている大人のみなさま、普段使いの言葉が「洗練言葉」に変わる、大人の言葉使いが今回の話題です。
    とくに新社会人のみなさま、こちらをまず自分のものにしますと、社会人生活が比較的スムーズになります。これは本当です(笑)。

     * * *

    ■会話美人になる極意
    [1]気持ちがプラスになる表現を
    「すみません」→「ありがとう」
    「これでいい」→「これがいい」
    「今、忙しいんだけど」→「あと○分後なら時間がとれます」
    「~しないと○○できない」→「~すれば○○できる」

    [2]同じ丁寧語でも、問いかけ言葉でより丁寧に
    「~してください」→「~していただけませんか」
    「~してあげます」」→「~させてもらえますか」

    [3]はじめにクッション言葉を入れて
    「恐れ入ります」
    「失礼ですが」
    「どうぞ」
    「申し上げにくいのですが」

    ■ひと言で洗練度アップ!~同じ意味でも雰囲気が全然違ってくる言葉
    ・今日→本日
    ・明日(あした)→明日(みょうにち)
    ・昨日(きのう)→昨日(さくじつ)
    ・こっち→こちら
    ・さっき→さきほど
    ・ちょっと→少々
    ・すごく→とても、大変
    ・すぐ→さっそく
    ・あとで→後ほど
    ・やっぱり→やはり
    ・そのとおりです→おっしゃるとおりです
    ・わかりました→承知しました、かしこまりました
    ・どうしましたか→いかがなさいましたか
    ・~してもいいですか→~してもよろしいでしょうか
    ・できません→いたしかねます
     ※「~できない」は「~(し)かねます」が基本形と覚えておいて

    ~『ひと目でわかる 作法美人になるココロエ』より

     * * *

    こうして見てみると、聞き慣れ、使い慣れた言葉も多く、「今さら言われたところで……」と感じるかたもおられるかもしれません。しかし言葉はほんのひとことの言い回しが物腰の柔らかさや礼儀正しさを醸し出すもの。この機会に普段の言葉使いを一度見直して、洗練された大人の言葉使いで話してみませんか。

  • 婚礼ご祝儀の作法から座り方、佇まい、お支払いのスマートなやり方やスマートなご馳走の仕方
    勉強になった。

    おもてなしは、相手の気持ちや立場に立って徹底的に考えること。この習慣が、ひとに喜ばれる思いやりなんだろうな。

    お・も・て・な・し
    美人になる!

    この本にある、尊敬語と謙譲語の微妙な表現の違い改めて知ることができた。
    と、同時に。
    フォーマルな場やメール(人事や目上の社長クラスの方々とのやりとり)には
    こうした、
    拝啓、時下ますますご清栄のこと…
    とか
    貴殿ますます心よりお祈りします
    など定型文が求められる場もありますが…
    受け取るひとはあくまでひとであり、感情があり、気持ちを持っている。
    こんな仰々しいお堅い文をいただいたときどんな気持ちになるだろう。
    私だったらとてもモヤモヤ、感情が見えなくて悲しく泣きたい気持ちになる。
    ビジネス間のやりとりでは必要な局面も少なからずあるけれど、電話で話す時などに
    断りを致しかねます
    と言われたら
    なんだか距離を感じてしまう。

    尊敬語が機能するときももちろんあるし、日本語の美しさでもありますが、
    わたしはなるべく目の前の一人ひとりがわかる(感じて喜ばれる)自分の言葉で、聴く人に合わせて言葉を選べるひとでありたい。
    そんなことも思いました。
    --------
    今回はご縁に繋げられず、とても残念でもどかしい気持ちもひとしおですが、〇〇さんの〜な部分が〇〇な場で生かされていきますよう、心から応援していますね。
    -------

    人事部のお祈りメールで、わたしが贈るとしたらこんな贈る言葉かなぁ。
    こんな言葉を貰えたとしたら不採用でも次明るく頑張ろうかな、と思える気がするな。
    (思いつき一例ですが)

    受け取るひとの気持ち、バックグラウンドを想像する、イマジネーション(想像力)を尽くす

    これがおこと美人と呼べるんだろうな。真の奥ゆかしさ。

    そんなひとでありたい。
    ひとりごと。

全2件中 1 - 2件を表示

モリナオミの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×