パリのしあわせスープ 私のフランス物語

著者 :
  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418203109

作品紹介・あらすじ

上野万梨子さんといえば、時代の変わり目にいた料理研究家だった。
フランスで修行をしたシェフが次々と帰国してレストランブームが巻き起こった1970年代後半、
パリのル・コルドン・ブルーを卒業して帰国、自宅でフランス料理教室を開く。
そのサロン的なクラスは一躍、予約の取れない料理教室となり、
多数の料理書を出版、TV雑誌などさまざまなメディアで活躍するいわば時代の寵児だった。
それが突然、1991年、拠点をパリ左岸に移す。
日仏をつなぐ、料理を中心にしたライフスタイルを執筆・発信しながら、足かけ30年。
唯一無二の料理研究家として今も独自のスタンスで活動する著者、待望の書き下ろしの料理エッセイ。
書名どおり、おいしいフレンチやとっておきのお話がぎゅっと詰まった1冊。
サラダやステーキなど、オリジナルのおうちレシピも併記された保存版。

感想・レビュー・書評

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  • 日本の家庭にお洒落フレンチをもたらした料理研究家、上野万梨子さんの意外にも初のエッセー本。

    30年にも渡るパリ暮らしと料理にまつわるエピソードとレシピはもちろんのこと、ル・コルドン・ブルーの留学時代、東京で開いた料理教室、血のつながらないお祖母さん、彼女の原点となる自由学園での12年間などにも触れられている。

    マルシェで食材を買い、30年間変わらないキッチン(なんと冷蔵庫も健在!)で日々料理を作り、同じ食器に盛って日々暮らしている著者のパリ愛が感じられた。

    元気のなくなった葉っぱ類は50℃のお湯につけておくと生き返るらしい。今度、やってみよう。

  • パリのエスプリが効いたエッセイ。
    パリ愛を感じる。
    お料理のちょっとしたコツや保存方法などが載っていて
    メモする。

  • おしゃれで気取ったパリ

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著者プロフィール

東京生まれ。学生時代より料理研究家の飯田深雪氏に師事。料理家を志し、パリに留学する。1976 年、ル・コルドン・ブルー・パリ校を卒業。77 年東京の実家でフランス料理教室「ラ・ヌーベル・イマージュ」を主宰。それまでのフレンチの重厚なイメージを一変させ、軽やかに家庭でフレンチを楽しむ時代への新しい流れをつくった。基本に支えられた自由な発想、シンプルかつ繊細なレシピが人気を博し、雑誌・TVなど多くのメディアで活躍。91 年、パリ左岸に活動の拠点を移す。以来、日本とフランス、二つの国をつなぐ、食と生活文化の橋渡し役として活動してきた。料理書の著作物も多く、近著に『小さなフランス料理の本』(NHK出版)、『プチプチサラダ、つぶつぶタブレ』(誠文堂新光社)、『アペロでパリをつまみ食い』(光文社)など。また2020年初の書下ろし随筆として『パリのしあわせスープ 私のフランス物語』(世界文化社)を刊行。

「2022年 『ストウブでフランス家庭料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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