ブレイクセルフ~自分を変える思考法 職場で、人前で自分を出せない人のための

著者 :
  • 世界文化社
3.35
  • (3)
  • (8)
  • (11)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 145
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418206056

作品紹介・あらすじ

インターネットの普及のおかげで、誰もが自分の求めている情報をピンポイントで、
かつ大量に手に入れられるようになった。
けれども、毎日大量のネットニュースを読み、バズったSNSのエントリーを読み、
「すごい」ビジネスパーソンのブログを読んでも人生の充実には必ずしも直結していない。
むしろ、大量にインプットしながら、モヤモヤすることは多くなっているのではないか・・・。
本書は、そんな方々のために、かつて同じような経験をしていた著者が、
自身の失敗談を交えながら、自分自身を突破=ブレイクセルフする方法を説く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人前で自分をだすための方法論が解されている本かと思ったが、これまで作者が自己表現をするにあたっての経験論・思考論が書かれている本であった。

    著者のことは全く知らなかったが、ベストセラーになっている『1分で話せ』という本を書くぐらいなので、すごくとがっていて自身過剰な人なのかとおもったが、全くの正反対の方だった。

    常に劣等感からくる準備と、内省を繰り返すことで最終的にはいい表現が作れる ということを今回の著書で学んだ。

    誰も最初から特別なことはできない。チャレンジと反省の繰り返し。大切なことは逃げないこと。すごく勇気づけられた。

  • 一度読んだらなるほど~もういいかと思ったが、
    2度目は、1回目とは違った箇所に目がいった。
    3度と読んでいるうちに、内容が頭に入ってきた。
    後はアウトプットしかないと~
    必要な事だけ、パソコン入力したら本を手放したm(_ _)m

  • この本では今まで人前で自分を出すのが苦手だった人に向けて、自分の壁をぶち破る、自分を変える思考法を綴っています。
    著者の体験から得たことをもとに構成されており、著者の生きざまから様々なヒントを得ることができるでしょう。

  • そうか、怖れに対処できる人なんだな。恐れで動けなくなってしまうのが自然な反応としてある気もするが、それは超えられる人に。
    何となくや思い付きを言語化する。ずいぶん長いこと見直しているが言語化できなかったもののなんと多いことよ。
    飯をつくることを機各社の頭として考えるって、どういうことなんだろう。

  • #flier

  • 貴重な情報収集は会話から生まれることが多く、それも何気ない会話と時が多い。自分は常に会話している時は、沈黙を無くさないように、話題をいろいろ考えて行うようにしている。

    初めて会う人はもちろん、相手のことを事前にに知る準備は大切だ。相手を知っているから、褒められる。褒められると嬉しくて会話が弾む。

    大舞台でも緊張しないように妄想の大切さも描いてある。
    これも準備の1つだろう

  • 【まとめ】

    ・本当のインプットとは→本をそのまま記憶するのではなく、自分に関連づけて習得すること
    ・会社の仕事をするのではなく、自分を表現すること
    ・誰かに喜んでもらうことをする→自分にしか出来ない仕事の種が隠れている
    ・自分の中にばかり目を向けるな。困った人を見つけたなら、それは種を撒くチャンスだ
    ・仕事を通じて人に会えることをありがたく思う
    ・自分と世界を当たり前に繋げられない違和感=アウトプットすべきものの
    ・同じ分野での転職→線の延長、点を分散させてその点が繋がって大きな広がりになることもある(仕事と関係ないところにも点は敷ける)
    ・会社の仕事をするのではなく、自分の仕事をしよう。それは自分の心の声に従うことだ。
    ・仕事の報・連・相、提案、説明、プレゼン、コミュニケーションなど、自分のメッセージを表現する場は沢山ある。主体性を持って自分を磨くこと。
    ・変われるという想いを信じる、主体性を鍛える=どうしたらステージに立てるのかという問いへの答えに達する
    ・自分のことを誰の物差しで測っているのか?自分は他の人のことを何の物差しで測っているのか?
    ・表現したいことは何か、なぜそれを表現したいのか、どんな方法で表現するか??



    自分を磨きアウトプット(表現)することを継続する。表現する機会は無限に存在するので、自ら逃すことの無いように意識しなければならない。

  • 「1分で話せ」などのベストセラーで知られ、ヤフーアカデミア学長である著者による自己啓発本。これまで、「1分で話せ」で語ったようなプレゼンの名手というイメージで、ノウハウ本を発表している印象でしたが、今回は、決して順調ではなかった過去の経験などを振り返りつつ、数多く出版されてきた自己啓発本を読んでも、すっきりしない思いをしてきた人に向けた本だと述べています。
    著者が、プレゼンなどの講義の最後には「生き様を見せようぜ」と最後に言っている、ということがあとがきで書かれています。どのような仕事でも、生き様が大事、それを表現することが大事であり、それが上手くいくための秘訣なんだということです。様々なテクニックはその後についてくる、ということなんでしょう。その事がタイトルである「ブレイクセルフ」という造語につながっています。
    これまでの自己啓発本でモヤモヤが残るかたには、「とにかくステージに立て」「とにかく自分を表現してみろ」という著者のストレートなメッセージが刺さると思います。

    ▼敬意と好意をギブする。
     そして、劣等感を勇気に変える。
     こうして、僕は人に話を聴けるようになったのだ。
    ▼そこで気づいた。自分の恐怖心や劣等感が、壁を破る力になったんだと。種をまくには、こうどうしなければいけない。でも、行動するのは怖い。僕の場合は、根っこにある別の恐怖ー「自分は社会になじめない」「仲間に入れてもらえないかも」という恐れが、壁を破るための後押しをしてくれた、ということだ。
    ▼自分の恐れを、言語化してみよう。それは、壁を破る力になるかもしれないから。
    ▼戦略的に動くのではなく、「なんとなく」「思いつきで」「やりたかったから」行動してしまったときのことを思い出そう。一見、無計画な行動の背景には、あなたのどんな想いが隠れていたのだろう?
    ▼あなたはこれまで、いろいろな選択をしてきたはずだ。自分の意志で選択をした、と言えるのは、どの選択だろう?よく考えてみてほしい。人から誘われたり、誰かの言うことに影響されただけ、のように見えて、実は最終的な決断には自分の意志がしっかりと働いていることもある。自分の頭で考えて決めたように見えて、実は世間の「正解」に合わせただけの例もあるだろう。そこは表面的な事実にとらわれず、自分の内面と対話してみよう。
    ▼僕のリーダーシップ開発の基本は、「Lead the Self」だ。リーダーシップの原点は他人をリードすることではない。自分をリードすることだ。それはようするに、自分の心の声に従えるようになれ、ということである。
    ▼仕事で起きることのすべては、自分の責任だと考えてみる
    ▼大事なことは、「自分のプレゼンを聞いて、相手が理解し、動いてもらえなかったら、それは自分の責任だ」ということだ。聞き手の理解力のせいにしてはいけない。
    ▼様々な形でやってくる「本番」のことを考えて、訓練をする。そこで学ぶことは多い。その訓練があるからこそ、不意に「その時」が訪れたときに踏み出せる可能性が高まる。そして、「その時」は誰にでも訪れるのだ。いつ訪れるのかは人それぞれだ。明日かもしれないし、10年後、20年後かもしれない。そこで踏み出せるかどうかは、自分次第だとしか言えない。
    ▼自分の言葉を受けて、賛成にせよ、反対にせよ、何かを返してくれる人がいる。自分が動くのを見て、動きはじめる人がいる。自分が投げた小石が波紋を起こし、やがて大きな波になる。チームが、会社が、社会が変わっていく。それが、仕事で自分を表現する喜びではないか。
    ▼オンリーワンであればナンバーワンでなくてもいい、というけれど、そうじゃない。オンリーワンであるということは、自動的にナンバーワンんでもある、ということだ。

    <目次>
    第1章 羞恥心をブレイクせよ
    Give & Listen
    人から学ぶしかない
    自分と違うから価値がある
    孫さんの学ぶ姿勢
    自分なりにGIVEする
    自分なりの「営業」をしてみる
    「頼る」ことは相手への贈り物
    相手が打ち返しやすいボール(仮説)を投げる
    30対1で教えてもらう
    敬意と好意。そして、劣等感

    第2章 恐怖心をブレイクせよ
    Seed & Water
    とりあえず、人に喜んでもらおう
    困っている人には傘を差し出そう
    「何をしていいかわからない」からスタートする方法
    頼られるというラッキー
    「社会になじめない」という恐怖が動力になる
    怖がりだから動けない、が基本
    準備していけば、自意識と羞恥心を越えられる
    自分を表現するか、引きこもるか
    「世の中とうまくやれていない」人が、表現者になる

    第3章 続けることでブレイクせよ
    Connecting the Dots
    「めちゃくちゃ」なキャリアがつながった瞬間
    自分の意思で道を開くこと
    「できない」から別の世界に行ける
    続けることと積み重ねること
    ただ続けるのではなく、自己解釈を積み重ねる

    第4章 素直になることでブレイクせよ
    Follow Your Heart
    「自分の仕事」がわかったのは50歳を過ぎてから
    「自分は世界を変えられる」という確信
    「その時」は必ず来る
    主体性のトレーニング
    「自分が社長だったら」の本当の意味
    動いてもらえないのは、自分の力不足
    練習していると、主体性が降りてくる
    「武道館」「東京ドーム」をイメージする
    自分がナーバスになる仕事に注目する
    自分なりの理想と使命感を持つ

    第5章 自分をブレイクせよ
    DIVE
    信頼があるから、表現できる
    思っている以上に、人は受け止めてくれる
    みんなが好きなように生きられる世界
    苦しんだ過程がメッセージになる
    世界平和のために仕事をしている
    それでも、モヤモヤが晴れないあなたに

  • 伊藤羊一さんのファンとして、Voicyを聞いていると思うことがある「今までの話が1冊の本になっていたら欲しい!」という思いが叶えられたような本だった。あとがきに「生き様」の本と書かれている通り、筆者が経験したことを基に、きっと他の人にも、自分と同様に自信がない人、でも変わりたい人に伝わることがあるはずだと書かれたような文章。筆者に尊敬、共感する部分がたくさんあるから、私はこの人のメッセージが好きなのだと改めて思った。自分との共通点は、自分はダメだと思っている。けど、根拠のない自信、もっとできるはずみたいな思いがある。転職で全然違うし仕事を経験している。みんなが幸せになることは仕事の目標の一つ。きっと自分にできることがあるはずという前向きさをもらった。目の前のことに一生懸命に。自分にしか伝えられないことがあると信じて。生き様を振り返りながら。そんなメッセージを受け取りました。

    以下覚えておきたいと思った部分

    自分以外の全ての人から学ぼう。すごい、すごくないではない。自分と他人は経験、知識、感覚が違うから価値がある。
    人からもらって嬉しかったものはなにか?物質的なもの以外で嬉しかったものは?そこに気持ちをギブするヒントがある。
    頼られるということは、尊敬の表現。

  • ブレイクセルフ 自分を変える思考法: 職場で、人前で自分を出せない人のための
    著:伊藤 羊一

    この本は、今までたくさんのビジネス書や、自己啓発書を読みながら、モヤモヤをつのらせてきた読者のための本である。表現することはある。あるに決まっている。自分の中にあるものを出せば、それは世界にひとつしかない、世界をよりよく変えていくための貴重な種になる。

    だから、表現しよう。アウトプットしよう、アウトプットすべきものは、たくさんあるし、できる。

    構成は以下の5章から成る。 
    ①羞恥心をブレイクせよ Give & Listen
    ②恐怖心をブレイクせよ Seed & Water
    ③続けることでブレイクせよ Connecting the Dots
    ④心の声に従ってブレイクせよ Follow Your Heart
    ⑤自分をブレイクせよ DIVE

    生き様をみせつけられた。
    プレゼンテーションとリーダーシップのプロがその2つの知識と経験を礎に生き様をさらしてくれている一冊。

    熱量に圧倒されながら、一気読みしてしまった。
    しかし、書かれていることは考え等もぶっ飛んでいるものでもなく、安心しながら理解しながら読むことが出来た。ストレッチゾーンではなく、コンフォートゾーンで思いが繰り広げられている感覚で素直な気持ちで腹落ちの連続でもあった。

    人それぞれの点と線と面がある。
    著者と同じ次元や広い視野ではないかもしれないが、自分の行動や経験を落とし込みながら対話することも出来た。

    生き様を見せたい。
    焦る必要はないが、機会があれば、尻込みすることなく飛び込めるように、意識して考え、明日も行動を継続したい。

    数年後振り返った時に、本棚にある本書を眺めながら自分を褒められるような時間を過ごしたい。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

原作:伊藤羊一
Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長、株式会社ウェイウェイ代表取締役、グロービス経営大学院客員教授。東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行。2003年プラスに転じ、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任。15年ヤフーに転じ、次世代リーダー開発を行う(現在、主務はZホールディングス)。21年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部を開設、学部長に就任。

「2023年 『マンガですぐ読める 1分で話せ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊藤羊一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×