いちごハウスのおくりもの

著者 :
  • 世界文化社
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本棚登録 : 154
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418228072

作品紹介・あらすじ

苗から真っ赤ないちごに実るまでの
ハウスの一年と家族の絆をみずみずしく描いた絵本。

ひまりの自慢は、じいじのいちごハウス。
毎日、家族みんなでいちごの世話をしています。
ある日、遊びにきてくれた友達のかほちゃんが、
ハウスの中で飛び交うミツバチをこわがって……。
一粒のいのちをめぐる自然の恵みと、家族のつながりを
みずみずしく描いた絵本。
季節の読み聞かせにもおすすめ。

巻末には「おいしい いちごが できるまで」のプロセス解説ページ付き!
子どもたちが大好きないちごについて、さらに興味が広がります。

「人間以外のいのちが育つ姿を、一年を通して見守る経験は
子どもたちにとって、かけがえのないもの。」ー作者・村中李衣(あとがきより一部抜粋)

感想・レビュー・書評

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  • ひまりのじいじは、ハウスでいちごを栽培しています。
    ひまりもお手伝いをします。
    ある夏の日お友達に自慢のハウスを見せようとしましたが、その日は機械の調子が悪く、ミツバチたちが暑いハウスを暴れていました。
    お友達は怖がって帰ってしまいます。
    そのことでひまりはじいじともめて、ハウスのお手伝いをやめてしまいました。
    10月のある日、ばあばが腰をいためてしまいました。
    自分が手伝わなかったせいかもしれない、そう思ったひまりにばあばはいちごの話をしてくれました。
    ハウスを見に行くと、じいじもいちごのはっぱのはなしをしてくれました。
    またひまりはハウスを手伝うようになりました。
    4月、ハウスのいちごがそろそろ終わるという頃、ひまりは手作りの表彰状をハウスにかざりました。
    「じいじの いちごさん いっとうしょう あげます」

    お話を通して、いちごのハウス栽培について描かれています。
    裏表紙の見返しには、「おいしいいちごができるまで」の解説もあり。

    いちごはハウス栽培が主流になったので、旬が本来の春であったのが冬になりましたね。

  • イチゴを育てることの大変さがわかる絵本、巻末に図解も載っていて勉強になるところも良いなと思う。

  • 8歳6ヶ月の娘に読み聞かせ

    いちごっていいよねえ
    地元のいちご農家で頑張っている
    同級生を思い出してしまう

    愛情たっぷりのいちご
    食べたいな

  • みつばちの大切さをこの絵本で知りました。

  • 8月から4月までのおいしいイチゴができるまでの様子。
    目線はイチゴ農家の幼稚園児。

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著者プロフィール

ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科教授
児童文学作家・児童文学者
保育園・幼稚園・図書館・児童養護施設・老人保健施設・刑務所など様々な場所で絵本の読みあいを続ける。
『チャーシューの月』(小峰書店)で,日本児童文学者協会賞。
「長期入院児のための絵本の読みあい」(西隆太朗と共同研究)で,日本絵本研究賞。
『あららのはたけ』(偕成社)で, 坪田譲治文学賞。『こくん』(童心社)でJBBY賞。
主な著書に、『感じあう 伝えあう ワークで学ぶ児童文化』『「こどもの本」の創作講座』(以上、金子書房)、『保育をゆたかに絵本でコミュニケーション』(かもがわ出版)、『幼児理解と保育援助』共著(建帛社)など。

「2024年 『立ちあう保育 だから「こぐま」にいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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