実例でわかる 医療に強い税理士になるための教科書 (3 「強い税理士」シリーズ)

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  • 税務経理協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784419062293

感想・レビュー・書評

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  • 勉強になりました

  • ●開院に伴う取引先からの祝金は事業所得に計上すべき、相手先は交際費にしてるはず。
    ●診療報酬請求の締め切りが10日なので、月次が出来るのは早くて中旬となる。
    ●開業しばらくは概算経費の特例を使うケースが多いはず。2年〜3年目くらいから5000万を超えてくる。ギリギリ超えそうな場合は、敢えて休んだ方が得する場合も考えられる。
    ●窓口負担金は全額そのまま口座に振り込み、必要な支出は小口現金で管理。
    ●実地棚卸の際、預け在庫に注意
    ●交際費の金額が精査されやすい。同窓会費用は情報交換に有用だが、原則としてならない。
    ●従業員に対する窓口負担分免除は、福利厚生費で相殺すべし。
    ●カルテの開示を要求される場合がある。帳簿書類に該当するので、本当に必要なら開示は仕方がない。
    ●医療法人化の目安は、課税所得2500万
    ●法人化のメリットは、家計との分離による信用の向上、分院が可能。承継がわかりやすい。また、診療報酬の際に源泉されない。法人で自分の退職金と保険を活用できる。
    ●デメリットは、事業報告を県知事に届出。理事3人と監事の設置。運転資金2か月分の拠出。負債の引継ぎは限られている。いちばん怖いのは、資金繰りが苦しくなる場合がある事。
    ●ほぼ社団法人が選ばれる。平成19年度以降は、出資持分なしの新医療法人のみで、基金制度のある基金拠出型と拠出型に分かれる。
    ●金銭以外での出資に対する課税が極めて明確でないため、よりわかりやすい基金拠出型が選ばれる。
    ●しかし基金は法人税法上の資本、出資に該当しないため、資本金は0円。
    ●ガバナンスとして、社員総会を意思決定機関とし、理事会が業務執行を行う。社員の地位は出資や基金と結合していない。
    ●「基金」という概念。見返りのない寄付に該当する「出資」とは異なり、無利息貸付のイメージ。返還には制約あり。
    ●準備は1年くらいかかると。
    ●借入金の引継ぎには制約があり、設備等のための借入金は認められるが、運転資金での借入金は認められない。リース会社は引継ぎに慣れている。
    ●医療法人の決算日次第で、概算経費をそれぞれに使うことができる。

  • 未経験の領域なので、事例を元に説明があるのが非常に助かります。税務当局との折衝の様子もあり、考え方など参考になるものが多くありました。
    やはり、相続は色々な難しさがあることにも改めて気がつけました。

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著者プロフィール

税理士・鈴木克己税理士事務所
明治大学政治経済学部卒業。2014年鈴木克己税理士事務所を開設。医師・医療法人等の税務、医業承継やM&A等に係るコンサルティングに対応し、医業承継においては税務だけではなく行政手続も数多く支援している。

「2020年 『医業承継の教科書〈親族間承継・M&Aの手法と事例〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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