- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422100999
作品紹介・あらすじ
『人を動かす』と並ぶカーネギーの二大名著。人が生きていく上で誰もが直面する「悩み」の原因を客観的に自己分析し、心の持ちようや習慣を改め、心身の疲れを取り除く等の方法で具体的かつ実践的に解き明かす。苦悩するすべての人を心の闇から救いだし、行動と自己変革への勇気を与え、新しい人生を切り開くための座右の書。1944年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を修正するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。
感想・レビュー・書評
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悩み克服案内書。
ほぼ百年違う時代を過ごしたカーネギーが全人類が抱える悩みについて、各テーマにつき各偉人の例を挙げて説明。
内容は濃く、一読だけでは足らず何度でも読み返したくなる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
※書きかけ
死ぬまでたまに読み返したい本 -
・今日一日の区切りで生きる
→過去や未来を心配しない
・この一瞬に永遠不滅な二つのものが出会う場所に立っている
→膨大な過去と未来の境目にいる
・この2つのどちらで生きることも許されない
・「今日」を捉える
・小事にこだわるには人生はあまりにも短い
★やること
1. 悩んでいる事柄を詳しく書く
2. それについて自分にできることを書く
3. どうするかを決断する
4. その決断をすぐ実行する -
途中まで読んで感想を書くのはどうかと思ったが、さすがにだいぶ一方的な価値観の内容で少し疲れた。
確かに書かれている考え方は素晴らしいものが多い。嫌いな人間や嫌なことはいつまでも引きずるよりすっぱり忘れてしまった方がいいし、持たざることを嘆くより今手にしているものを大事にしたほうがいい。この本に書かれている考えを実践すれば幸福を感じられるかもしれない。
しかしそれを宗教的観点から言われると懐疑的になってしまう。宗教が引き起こした歴史的な悪行から考えると、ニーチェではないけど「奴隷の道徳」じゃないのかと思える。弱者に不幸にはただ従順に耐えることを教え込ませて、本質的な問題から目を背けさせる。なんでもかんでも運命のせいにしたり、幸せになるための試練だと思わせておけば、不幸な結果の原因を考えなくてすむ。みんながそう考えてくれたら支配する方はさぞ楽だろう。
この本に出てくる大量の名言も個人の物語も、著者の考えに都合の良いものだけをピックアップしているだけでフェアとは言い難い。
あと、本の内容に感化されるのは結構だけど、間違っても他人に説教するための道具にしてはいけない。モラハラ認定を受けることになる。あるいはいじめっ子が「汝の敵を愛せ」とかうっかりSNSでつぶやいたら「お前がいうな」と炎上すること請け合いである。(実際「glee」のリア・ミシェルが似たようなことで炎上してた)
個人的には使えそうな考え方をいくつか選びだして、ストーリーに関しては話半分で流すほうが合ってるみたいだ。 -
世界中で読み継がれているデール・カーネギーの名著。人生訓などを著者本人の実体験や、伝聞した体験をもとに滔滔と語ってゆく形式で、なるほどたしかにタメになる言葉が多く登場する。いっぽうで、どうかと思う部分も多多ある。とくに「19 私の両親はいかにして悩みを克服したか」などはオカルトの極みで、生活に窮して心中を試みた瞬間、どこからともなく讚美歌が聴こえてきてどうにか思い留まったというのだが、このエピソードを聞かされてもどうすれば良いというのか。一事が万事このような体験談をもとに構成されているが、たとえばいくらポジティヴにふるまったって、どうしようもない問題というものは世の中に多くある。そういう態度で乗り越えた人がいるからと言ってそれは万能の処方箋にはなりえないし、そもそもこういった思想は気合ですべて乗り切れるというような根性論、ブラック企業のような精神に繫がりかねない。このような著書が万人に読まれていることに対し危うさも感じる。「うつ」の話とか悩みの話とか疲れの話も登場するが、著者は医師ではない。たしかに休憩をとることが有効というのは普遍的な真理であろうが、その方法などの細かなアドヴァイスを聞かされたところで、はたして正しいのかどうか。個人的な体験はかならずしもエヴィデンスにはならないが、全体的にそのような調子で書かれている部分が多すぎるので、話半分という感じで受け取るのがベストだと思う。
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悩みという問題は誰にでもある。悩みの「事象」自体は変えることはできないが、「悩み」を「気楽」にするのは自分自身の思考の問題であるということがわかる本です。
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一度読んでみたかった、自己啓発本の名著。自己啓発本を読むのが、結構好き。前向きな気持ちになれるし、単純に私は大丈夫、私はやれる、という気持ちにさせてくれるからだ。この本の通りにできたら、確かに成功するし幸せだろうなぁとぼんやりと思う私は、全くこの本を読み込めていないのでしょう。
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人生の大きな間違い
1. 時間の浪費
2. 小さいことでくよくよすること
3. 人と言い争い、論争をしてしまうこと
賞賛よりも批判を受け入れよう。
批判に怒るよりも感謝して、そこから何かを得ようとするべき。