- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422116129
作品紹介・あらすじ
精神分析の講義はえてして難しい。しかし本来、精神分析は治療関係の中で治療者と患者が語り合い、理解し合うための理論であり技法であるはずである。著者たちは試行錯誤の後、アナリストの生い立ちや臨床業績を絡めて理論や技法を学ぶ方法が、理解を多いに助けてくれることに気づく。本書はこうした視点から、フロイト以後の精神分析の発展を支えた22人のアナリストたちを、自我心理学派(自己心理学派を含む)、クライン学派、独立(中間)学派の大きく三つに分けて取り上げ解説する。
感想・レビュー・書評
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【目次】
第Ⅰ部 自我心理学派(自己心理学も含む)
第1章 A・フロイト――父の自我心理学を発展させた秀才
第2章 マーラー――精神分析の仮説の実証に努めた人
第3章 エリクソン――自らの起源や存在意義の探求者
第4章 カーンバーグ――境界例治療の第一人者
第5章 フォナギー――現代自我心理学の代表的論客
第6章 コフート――ミスター・サイコアナリシスから自己心理学の創始者へ
第Ⅱ部 クライン学派
第7章 クライン――クライン学派の創始者
第8章 アイザックス――無意識の幻想に光を当てたクラインの盟友
第9章 ビック――タビストック方式乳幼児観察の創始者
第10章 ローゼンフェルド――突出した臨床能力とバイタリティの人
第11章 スィーガル――クライン理論の伝道者
第12章 ビオン――思索しつづけた精神分析の巨人
第13章 メルツァー――クライン派の革命児
第14章 タスティン――自閉症児の心の世界に寄り添ったセラピスト
第15章 アルヴァレズ――自閉症児の心の開拓者
第16章 ブリトン――現代クライニアン三傑の一人
第Ⅲ部 独立学派
第17章 フェアバーン――孤高の精神分析家
第18章 ガントリップ――対象関係論を広めた第一人者
第19章 バリント――精神分析を一般医療につなげた臨床家
第20章 ウィニコット――独創的な小児科医
第21章 ボラス――精神分析家という名の詩人
第22章 オグデン――現代精神分析の代表的思索家詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
医学部分館2階心理学:146.1/YOK:https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410163471
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各人物の担当者が、対象の人物に精通しているわけではない。うまくまとめてくれているが、学生や院生でも可能であるような内容の域を出ていない。