カウンセリングに活かす「感情処理法」: 対人援助における「不快な感情」の減らし方

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422117904

作品紹介・あらすじ

感情処理法は、心の中で処理されずにわだかまっている不快な感情を減らしスッキリさせること、そして、その状況にふさわしい自然な感情を体験することを目的とする。この技法は、交流分析や認知行動療法をはじめとした様々な心理療法と併用することで、それらの療法の効果をより高めることができ、多くのカウンセリング臨床現場で活用されている。また、司法・医療・福祉など様々な領域の現場でもプログラムや研修に用いられている。本書では、こうした感情処理法の理論と実践の方法を豊富な事例を交えながらわかりやすく解説する。カウンセラーをはじめとした様々な分野の対人援助職を中心に、広く活用していただきたい一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の感情にそもそも気づけていない人に、まずそこを気づけるようになる、そして感じる。抑圧しないようにするにはどうしたら良いのかを考える材料として読んでみた。
    感情を感じる利点、欠点、感情を感じない利点、欠点をまとめる表があって、
    そもそも感情を感じることに対して、その人がどう感じているのかを理解するのに役に立った。

    怒りと攻撃は違うんだよとかを説明するのにも役に立った気がする。
    悲しみも大事だよとか。

    それと同時に、自分はどのポイントで感情をシャットアウトしているのか、に気づくことも大事。
    その点については「感情に気づけるか気付けないか‐」というインターネット上のサイトが役に立った。感情の分岐点6つかな、がわかりやすく書いてある。

    まず今自分はどういう感情なんだろうかっていうのを見つめられるようになるために、お母さんが赤ちゃんに、痛かったねとか、悲しかったねとか、怒っているんだねとか、言ってあげることは本当に大切なんだろうなぁと思う。

  • 9月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003665427

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/566327

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1439751

  • 途中まで。向き合う準備
    感情処理で楽な方に思考修正、ゆらぎのプロセス?思考型のタスク遅れ罪悪感と悲しみ気づきの楽しみスケジューリング

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著者プロフィール

1963年生まれ。博士(学術)、臨床心理士・公認心理師。桜美林大学大学院博士課程卒。長崎大学医学部客員研究員、(株)メンタルサポート研究所代表、山の手クリニックカウンセラー。交流分析や感情処理法を使ったカウンセリングを行うかたわら、カウンセラーの養成にも注力している。また刑事施設でこれらの理論を活用したプログラムを作成・実施している。アルコール依存の更生プログラム・ギャンブル依存の更生プログラムの作成にも携わる。主な著書に、『いじめで受ける心の傷とその対処法』(倉成央名義、チーム出版、2009年)、『震災の心の傷みを癒やす方法』(倉成央名義、大和出版、2011年)『交流分析にもとづくカウンセリング』(ミネルヴァ書房、2015年)などがある。

「2023年 『カウンセリングに活かす「感情処理法」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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