ローマ人の世界 (知の再発見双書 60)

著者 : ロジェ・アヌーン ジョン・シェード 藤崎京子

• 創元社 (1996年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[searanranさんの感想 · 2020年1月18日]

ローマ帝国初心者およびブランクがあってもう一度思い出したい……という人には結構役立つと思いました。もともとがフランスのローマ研究者の著作だし、青柳正規先生が監修なさっているので。
「知の再発見」シリーズ、実は好きなんだけど苦手で……。何が苦手かというと、本文のレイアウトが苦手。図版が非常に多いから仕方がないのだけれど……。でもこれは、なぜか読みやすかった。親しみのあるローマの歴史ものだからだろうか。あと、今まで読んだものは翻訳のせいなのか、「？」っていうものが多かったけれど、この翻訳は私的には読みやすかった。
参考文献に、邦文の書籍だけでなく、引用してあるフランス語の書籍も載せていただければ満点なんだけど……!!まぁそれはCiNiiとか使うか……。ただ、著者がカタカナで書いてあるので、そっからフランス語にするのが……。フランス語ができないと……。

[kamiyayunkaiさんの感想 · 2008年3月26日]

海外ドラマの『ROME』を見る参考になればと思って呼んでみた。一般に知られているのは貴族のような一握りの上流階級のローマ人の暮らしばかり。この本はローマ時代の一般の民衆、奴隷たちの生活ぶりに注目して描かれている。