カミーユ・クローデル: 天才は鏡のごとく (知の再発見双書 125)

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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422211855

作品紹介・あらすじ

ロダンは恋をしていた。気も狂わんばかりに恋をしていた。長年のつらい労働のあとで、ようやく一息ついたときに、カミーユのまなざしにぶつかったのだ。そのまなざしに彼は何を見たか。

感想・レビュー・書評

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  • 30年もの間、精神病院に幽閉されたカミーユ。もしロダンと出会わなかったら、もし違う時代を生きたなら、いったいどんな生き方をしたのだろうかと考えさせられる。「シャルル・レルミットの胸像」も「分別盛り」も「ペルセウスとゴルゴン」も…とても美しい。表紙のロダン作「カミーユ・クローデル」も。

  • [ 内容 ]
    カミーユ・クローデルは彫刻家ロダンの弟子であり愛人であり、また詩人ポール・クローデルの姉でもあった。
    たぐいまれな才能と美貌に恵まれ、ロダンとポールという二人の芸術家に深く霊感を与えながら、自らは精神に変調をきたし、30年間もの年月を精神病院で過ごし、孤独のうちに一生を終えた。
    女性が芸術家になるのが困難な時代に、自立した芸術家を目指し、なおかつ愛においても対等を求めて激しく闘った女性の一生を描く。

    [ 目次 ]
    第1章 天職
    第2章 ふたつの情熱
    第3章 模索
    第4章 苦難
    資料編
    同時代から見たカミーユ・クローデル
    批評と解説
    アンリ・ド・ブレーヌの応援
    ポールのカミーユ論
    ウジェーヌ・ブロへの手紙
    悪夢の日々
    復権とブーム

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