奇妙な国境や境界の世界地図

  • 創元社 (2023年1月26日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784422215457

作品紹介・あらすじ

旧ユーゴスラヴィア(現セルビア)に生まれ、子供の頃から実際に書き換えられる国境や境界線を目の当たりにしてきた生粋の境界マニアによる、複雑で普通ではない、人間が引いた国境・境界を集めた世界地図集。飛地や複雑な境界線の見せ方に工夫を凝らしたカラー主題図と、簡にして要を得た解説で、世界各地約50か所の国境や境界を紹介。地理学・地図学はもちろん、現代の世界を知るうえで有益な知識や視点に満ちた異色の地図集。

感想・レビュー・書評

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  • 書籍詳細 - 奇妙な国境や境界の世界地図 - 創元社
    https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4519

  • 国境や飛び地について、その背景と歴史とともに地図のイラストがいい感じにデザインされている本。この本は、文章から入るか地図から入るか入り口によってその印象を変える本と思います。私は後者、地図から入りました。特に不思議な飛び地いや一見見ただけでは、なぜこのような教会になったかわからないようなラストを見つけてその背景の文章を読むと言う順番で読みました。世界中見渡すとまだまだ知らない良い場所や地域が多くあると言うことも体感できます。

  • 世界には何故奇妙な国境や境界があるのか?
    →自然、歴史等によるもの。国境や境界そのものが人間によるエゴでもある。

  • イントロダクション ごく普通の(というわけでもない)地理学
    異常な国境線 領内飛地、領外飛地、およびその他の現象
    メジュルイェチェ―ボスニア・ヘルツェゴヴィナ|セルビア
    リビア―フランス|スペイン
    ブレゾヴィカ―クロアティア|スロヴェニア
    カンピョーネ・ディターリア―イタリア|スイス
    フェンバーン―ベルギー|ドイツ
    ビュージンゲン・アム・ホッホライン―ドイツ|スイス
    バールレ―ベルギー|オランダ
    ユングホルツ―オーストリア|ドイツ〔ほか〕

  • 312-N
    閲覧

  • お洒落な装丁なのだが、地図が見づらくて理解が進まない。

  • 世界な奇妙な国境・境界、もっと言うと
    世界各地の飛び地と少しのゴーストタウンが紹介されている。いわゆる「飛び地」の他に、「マン島」のような少し変わった政治体系をもつ地域も紹介。

    各項目は地図とそうなった経緯・現在の状況などで構成されている。
    日本からは、ゴーストタウンとして軍艦島がエントリー。

    ヨーロッパ大陸に多そう予想できたが、ヨーロッパの国々が世界各地にもつ島々の境界も複雑だったりする。

  • (借.新宿区立図書館)
    世界にはこんなに複雑怪奇な国境やその他の境界があるのかと驚く。ま、歴史的経緯など基本的に人間の都合なんだけど。さらに「国」の形態もさまざま。ギリシャのアトス山(半島)はまあそれなりに知っていたけど、マン島など英国王室属領などの在り方はほぼ国と言っていい。ノルマンディ大公国の名残もまだあるとは。リヒテンシュタイン大公国が残っているんだからチャネル諸島もノルマンディ大公国を名乗ってもいいんでは?

  • 東2法経図・6F開架:312.9A/N73k//K

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著者プロフィール

まだ国名がユーゴスラビア時代の、現在のセルビアに生まれる。幼少より紛争や政争に巻き込まれ、政治的環境の変化が人々の生活に与える多大な影響を見て育ち、世界の国境や政治地理学への関心を高め、本書の執筆に至る。生活の糧は、再生可能エネルギーエンジニアとして得ている。

「2023年 『奇妙な国境や境界の世界地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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