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- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422410449
作品紹介・あらすじ
中国では近代化を進めていく過程で、「中国医学」は重要な伝統文化として擁護すべきだとする主張がある一方、旧弊を打破し、新中国を建設する中で、医学だけ例外にする理由はない、という考え方があり、伝統医学を残すべきか否かをめぐってすさまじい論争が起こった。医師や医療関係者のみならず多くの文化人がこの議論に加わり、社会的・文化的な観点からも問題が提議された。本書は、この論争とその間の経緯を中国近代史の中に跡づけながら客観的・総合的にとらえた名著で、日本の医療のあり方を考える上でも示唆に富む。詳細な訳注と索引を付す。