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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422430102
作品紹介・あらすじ
季節ごとにさまざまな表情を見せる花や葉、果実に心動かされる人は多い。しかし、本書の著者はそうした「植物の華」には見向きもせずにひたすら樹皮を撮影し続けた。10年間で25カ国を訪問し、その数1万5000枚。220種類もの木と樹皮の写真に添えられた植物の生態や古来からの人との関わりを記したエッセーも秀逸。アフリカのバオバブからチベットの桜まで、クローズアップされる樹皮の表情、美しさは驚きの連続だ。
感想・レビュー・書評
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なんと本物の樹皮(秋田の山桜)が表紙にあしらわれている。装丁の人はさぞ苦労しただろう。というのはさておき、樹皮図鑑である。樹皮というのは、いわば死んだ細胞であり、生きた細胞を守るための外側の層。これ本当に木の皮かよ、と思うようなものばかり。超マクロなどではなく、肉眼で見られるような大きさのもので、しかも色彩の操作も一切していないという。樹皮を見ただけでは自然に存在するものとは信じがたいものもたくさんある。ソトから身を守る、という機能だけならもっと似通ってもよさそうなものなのだけど、そもそも樹そのものが全然違うのだから、それは当たり前なのだ。樹自体も初めて見るものが多い。世界は広いし、まだ今のところ美しい。
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樹皮が主体
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