- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422440323
作品紹介・あらすじ
色味や木目がわかる平板の木材見本のほか、丸太を輪切りにした木口面の原寸大写真や樹皮の様子まで、貴重なビジュアル資料をふんだんに盛り込んだ、これまでにない「木のガイドブック」。日本の有用種101種を取り上げ、1つの樹種につき見開きで紹介。それぞれの木の特徴や用途などについて解説した。木を愛する人から木のプロフェッショナルまで、木材加工や材料選びにも役立つ一冊。
〔本書の特徴〕
1:1つの樹種について、「板目材」「柾目材」「丸太を輪切りにした状態の木口面」「樹皮」などの写真を掲載
2:日本の有用種101種を、1つの樹種につき見開き2ページずつで紹介
3:それぞれの木の特徴(硬さ、色、年輪の明瞭さなど)、用途などを紹介
4:木口面に見られる道管の大きさや並び方、材面に現れる杢などについても解説
感想・レビュー・書評
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子どものころ図鑑といえば知らないものばかりが載っていて、なんだかよくわからないなりに、世の中にあふれるわからないものたちを眺めるのが好きだった。結局、そのときに僕は何を見ていたのか今となってはサッパリ思い出せない。
仕事で銘木という世界を知って、三味線に使われる唐木ぐらいしか知らなかった僕は、国産の天然木材だけでも色から柄からほんとにいろんな種類があるのだなあとぼんやり思っていた。
日本の有用種101種、断面を原寸大で掲載したこの図鑑はさすがにマニアック過ぎたけど、ちょっと知っている木材のうんちくや、年輪を数えられるほど精細で、触れそうで匂いがしてきそうな自然素材の断面図たちに、だんだん前のめりに読み入り、眺め入ってしまうのだった。どんな木も、辺材と心材ははっきり違うものと思ってたし、板目と柾目は同じものだと思ってた。漢字で書く木の名前たちの美しさ。光沢のあるもの、野趣たっぷりのもの、黒く毒々しいもの、白く清らかなもの。やっぱりよくわからないものばかりだけど、人見知りな好奇心が満たされるように感じた。
ここまで来ると実際のものを図鑑と見比べながら触ったり嗅いだり叩いたりしたくなってくる。新木場に木材博物館というものがあるらしいので、いつかこの本を片手に行ってみたい……と思うなどしていた。本当に木を好きな人たちが、木の素晴らしさと奥深さを多くの人に伝えるために作ったのだとわかる良い図鑑。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【電子ブックへのリンク先】
https://kinoden.kinokuniya.co.jp/muroran-it/bookdetail/p/KP00066713
学外からのアクセス方法は
https://www.lib.muroran-it.ac.jp/searches/searches_eb.html#kinoden
を参照してください。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50276053 -
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1383331 -
女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054067
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美しいのでうっとり眺められる
蜜柑は良材とか
枇杷は強靭で粘りがあり衝撃に強いとか
材木として意識してこなかった見方が出来るのも楽しい