社会を変えた50人の女性アーティストたち

  • 創元社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422701431

作品紹介・あらすじ

古来から女性は多くの絵画や彫刻作品のモチーフとして描かれてきましたが、女性自身が絵筆を持ち、制作チームを率いて作品を作り出し、自由なテーマで表現することは、長らく制限されていました。
「女性だから」というだけで特定のモチーフを扱うことを禁じられたり、男性中心の価値観が支配する業界で活躍の場や正当な評価を受けられないといったことは日常茶飯事でした。
現代では多くの女性アーティストが活躍していますが、現在でも、作品の評価額や展覧会において展示作品に占める割合、美術館の管理職の人数や待遇など、歴然としたジェンダーの不均衡が存在します。

本書は、美術・詩作・彫刻・写真・陶芸・建築・デザインなど、幅広い芸術ジャンルで才能を発揮し、常識にとらわれない自由な表現で社会をゆるがせた世界の50人の女性アーティストの活躍を、チャーミングなイラストとともに紹介します。
これまでにも科学技術、スポーツの世界における偉大な女性たちを讃えてきた新進気鋭のイラストレーター、レイチェル・イグノトフスキーの最新作。
彼女の「ホーム」ともいうべき芸術の世界で、人種・階級・性差別にくじけず力強くおのれを表現し、人々の心をゆさぶったヒロインたちを、人間的な魅力を引き出しながら描き上げています。

本書が取り上げるのはいわゆる「ファインアート」だけにとどまりません。ファッションや家具、建築など実用性のなかに美を見出すデザイナーたちや、民族の歴史と伝統を未来に伝えるキルトや陶芸作家、グラフィックデザイナーやアニメーターなどごく新しいメディアを牽引するアーティストも多く登場します。
「アート」という言葉がもつ幅広さ、アートが担う役割の多様さ、そのエネルギーの大きさもひしひしと感じられるでしょう。

<本書の見どころ>
●社会から見過ごされていたものに目を向け、独創的な芸術表現に昇華させた女性アーティスト50人(+α)を紹介
●芸術家としての活動からプライベートな一面まで、トリビアもたっぷり。魅力あふれる人生の物語を簡潔に学べます
●制作道具一覧や色彩・デザイン論の基礎知識、歴史年表など、楽しいコラムも収録

<こんな人が載っています>
管道昇(詩人・画家)、ハリエット・パワーズ(キルト作家)、メアリー・カサット(画家)、ナンペヨ(陶芸家)、ビアトリクス・ポター(作家・イラストレーター)、ジャンヌ・パキャン(ファッションデザイナー)、ジョージア・オキーフ(画家)、オーガスタ・サヴェイジ(彫刻家)、リー・ミラー(写真家)、フリーダ・カーロ(画家)、メアリー・ブレア(アニメーター)、レイ・イームズ(インダストリアルデザイナー)、、草間弥生(画家・彫刻家・インスタレーションアーティスト)、ウェンディ・カーロス(作曲家)、ポーラ・シェア(グラフィックデザイナー)、、妹島和代(建築家)、シリン・シャネット(写真家・映画監督)など…

感想・レビュー・書評

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  • 創元社“50人の女性シリーズ”新刊!差別と闘い、芸術に打ち込んだ女性たちの物語を描いた伝記ビジュアルブック発売 | 朝日新聞デジタル&M(アンド・エム)
    https://www.asahi.com/and_M/pressrelease/pre_27105097/

    Rachel Ignotofsky Design
    https://www.rachelignotofskydesign.com/

    Tigerlilyland
    http://www.tigerlilyland.com/

    商品詳細 - 社会を変えた50人の女性アーティストたち - 創元社
    https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4177

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      世界に知っておいて欲しい「偉人」エドモニア・ルイスの「顔」 | ワールド | for WOMAN|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト...
      世界に知っておいて欲しい「偉人」エドモニア・ルイスの「顔」 | ワールド | for WOMAN|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
      https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2022/02/post-637.php
      2022/02/10
  • 娘が草間彌生に興味があると言うので、子ども向けに何かあるか探したらこちらがヒット。
    作品は幾つか見ていたけれど、草間彌生本人についてはほとんど知らず、水玉が彼女を脅かす不安だったことには特に驚いた。
    娘もおおよそわかったようで、草間彌生美術館に行った時にも思い出して話していたので読んでいて良かった。
    一冊読み聞かせするには長いし言葉も難しいので、娘とは草間彌生のところだけを読んだが、もう少し大きくなったらまた一緒に読もうかな。
    女性として勇気づけられるのはもちろんなのだけど、かなり年齢を重ねてから制作を始めた人も意外と多く、いい年の大人としても良い支えとなった(それは周囲の環境や関係業界の女性蔑視などで思うように活動できるまでに時間がかかったという場合も多いので、そこは切り離して問題とすべきだけど)。
    著者のイラスト、デザインも素敵。
    ただ、アーティストの紹介なので、実際の作品の写真なども1枚ずつくらいは入れて欲しかったな…権利問題とか大変なのかな…。

  • 女性50人シリーズ、自分に教養と知識が無いのが問題かもしれないが、はじめましての人が多すぎた(笑)
    日本と米国の知名度の違いも大きいのかなぁ?

  • だいぶ期待外れ。『女性科学者たち』『女性アスリートたち』だったらよかったかもしれないが、著者イグノトフスキーのイラストが可愛くまとまってるだけに取り上げている個々のアーティストの個性が(少なくともイラストからは)全く伝わらない。イラスト集・図録ではなく百科事典のような編集のもので読み直したい。

    50人の人選は恐らくかなり偏っており、著者がアメリカ出身なので南北アメリカの人が多い。当然知らないアーティストが多く、それはおもしろいのだが…。
    ”社会を変えた”という基準のあてはならなかったのか?マリー・ローランサンやカミーユ・クローデル、ココ・シャネルなどがいないし、綺羅星の如く時代を駆け抜けたアヴァンギャルドの女性達(ゴンチャロワ、ステパノワ、パノワ、ロザノワ、エクステル等々)を一人も入れていないのは解せない。日本人アーティストでも丸木俊やいわさきちひろは確実に社会を変えたと思うがそれより草間や妹島なのだから反米っぽい人はあからさまに避けているのかも。

  • 古今東西の女性アーティストの簡略伝記のようなもの。全編フルカラー。知らない人も多いものだ。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/644624

  • .。oOo。.。oOo 企画展示 oOo。.。oOo。.
       ジェンダーってなンダー?
    .。oOo。.。oOo。.。oOo。.。oOo。.。oOo。.

    女性が芸術作品を生み出すことがまだ受け入れられなかった時代に、自身の道を求め続けた女性アーティスト50人をカラフルでユニークなイラストと共に紹介。
    彼女たちのパワフルな姿勢に元気をもらえる。

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著者プロフィール

レイチェル・イグノトフスキー(Rachel Ignotofsky)
アメリカ・ニュージャージー出身、サンタバーバラ在住の女性イラストレーター。2011年にタイラー・スクール・オブ・アート・アンド・アーキテクチャのグラフィックデザインプログラムを優秀な成績で卒業し、その後は特に歴史や科学、また教育、ジェンダーなどをテーマにしたイラストを多く書いている。著書にはニューヨークタイムズ紙のベストセラー『世界を変えた50人の女性科学者たち』をはじめ、『歴史を変えた50人の女性アスリートたち』『プラネットアース――イラストで学ぶ生態系のしくみ』『社会を変えた50人の女性アーティストたち』(いずれも創元社)などがある。

「2023年 『イラストで学ぶ 世界を変えたコンピュータの歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レイチェル・イグノトフスキーの作品

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