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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784423731079
作品紹介・あらすじ
なにゆえ「投票の秘密」は厳格に要請されるのだろうか?秘密投票制は、「近代選挙法の公理」とみなされてきた。まさにそれ故に関心をよせられることのなかったこの問いは、近代における個と共同体、個人と民主政治のあり方を考える絶好の素材を提供する。秘密投票制をいちはやく憲法原則として規定したフランス革命を舞台に、固定観念に捕われることなく、「投票の秘密」という憲法原理が、どのように、なぜ、定着していったかをダイナミックに描いた本書は、憲法学、歴史学の双方にあらたな視座を提示し、近代個人主義また近代そのものを改めて問いなおす。