河川工学の基礎と防災 (気象ブックス040)

著者 :
  • 成山堂書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784425553914

作品紹介・あらすじ

地上の水を集めて海まで流れる河川。穏やかな川面から一変、荒々しい濁流をみせることも。川と人とのかかわりを、科学技術の方面から追求するのが河川工学です。親しみやすい川の景観を守りつつ、洪水を防ぐための堤防や水の流れの調節など、見慣れた川にも多くの技術が隠されています。河川工学の実務者が基礎知識から洪水ハザードマップまで、よどみなく解説。さて、あなたの街にはどんな川が流れていますか。

感想・レビュー・書評

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  • 勉強になりました

  • 河川の氾濫等の災害が多いこの頃、ある先生の推薦図書として買った一冊。目新しいことを知るというより河川事業とそこに用いられる理論の全体像をつかむのにちょうど良かった。流出解析から河道整備、河川構造物、洪水防御の考え方まで河川の当たり前をまとめた良本だと思う。何かの折にまた読み返したい。

  • タイトルのセンスや末尾の環境に係る記述からの先入観で敬遠していたが、沖教授(東大)がTwitterで推薦していたりしたために手に取った。
    なるほど、たしかに読み易いし、初歩としてはなかなか良い。

    「河川管理・計画の実務入門」といったところ。水理学や水文学等々の学問からいかに河川管理者の実務につながるかというような内容で、それでいて水理学のような数式もほとんどつかわずに書かれているので(←本書が縦書きであることが象徴している!)、とても入っていきやすい。
    河川工学を学ぶ者や河川(管理)に関する実務に入ろうとする者にとって、とても体系的かつ初歩的な良書。

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