- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784426106416
感想・レビュー・書評
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憧れのミュージシャンとの楽しい会話に惹きこまれます。
きたやまおさむ、加藤和彦、岡林信康、高田渡、小田和正、大滝詠一etc.etc.
ま、武部聡史とか根本要、CHABO、CHARあたりも出演してますが若手扱いなんです。
気難しそうなお方や無口そうな方がとても楽しそうにお話をしておられ、こちらまで楽しくなってきます。
お話しのお相手は“King of DJ”ことアルフィの坂崎幸之助。
相手をリスペクトしリラックスさせ楽しませる坂崎幸之助の素晴らしい会話術が素敵でした。
この本のネタ元は埼玉地区ラジオ番組Nack5で10年以上続く番組の収録編集です。
実に錚々たる出演者もさることながら、やはり坂崎幸之助の凄さに目を見張ります。
1960~70年代のフォークを中心とした楽曲なら何でも知っています。
出演者本人も覚えていないマイナー曲まで完璧にギター演奏、コーラスまでしてみせ、本人が驚き笑ってしまいます。
J-POPの歴史の勉強がお題目ですが、音楽小僧だった坂崎幸之助がかつて憧れたミュージシャンを全員呼んでしまおうというのがもうひとつの主旨です。
ですから一線から引いて20年以上経つベテランミュージシャンを引っ張り出して歌わせる坂崎幸之助のことを小室等は“フォーク界の介護士“と呼んでいます。
今まで話した事の無い裏話や実話など四方山話満載で、J-POPの歴史、裏事情の知識欲を十二分に満たされました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一冊目と重なる人もいるけれど、今回は前よりもマニアックな人選かも。マニアックと言ってもメジャーな人ばかりだけれど、そんな中で石川鷹彦や武部聡志や鳥山雄司なんかのスタジオ畑のミュージシャンが目立っているのが特徴かな。