- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784426110802
作品紹介・あらすじ
200年以上鎖国の状態を続けてきた日本がペリー来航で大きく変わった…。開国か、攘夷か? 日本を守るため、発展させるためにさまざまな立場の人たちが意見を出しあい、行動を起こし始めた、そんな時期を生きた人たちとは…、そして世の中はどう動いたのかを人物サイドからやさしく解説。
感想・レビュー・書評
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幕末オールスター勢揃いです。
総勢34人(新撰組は4人)。
200年以上、鎖国状態であった日本を揺るがしてしまう出来事ペリー来航で、攘夷か開国か日本中が大騒ぎになる。
日本を守るため発展させるために、幕末オールスターズは意見を戦わせ行動します。
一人一人の性格が解ると、歴史の流れが円滑に理解できて結び付く。
本書は今後、サブテキストとして利用価値あり。
それにしても、オールスターズの殆んどが、早世過ぎてビックリ。
暗殺や処刑で命を絶たれてしまい、残念無念であろう。
著者は、なにげに坂本龍馬推しなのかな??(勝手ながら思ってしまった)
自分のお気に入りヒーローを見つけ出せます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幕末の尊王攘夷の大きな流れとしては、江戸幕末では「開国」を主張する徳川幕府や薩摩藩と、あくまで「鎖国」の維持を主張する長州藩。
吉田松陰
獄中で年間500冊。この間に、松蔭自身も尊王攘夷思想を固める。
松下村塾。
佐久間象山
時代は流れるものであり、いまや攘夷と叫んでいるものは時代遅れだ、せっかく開国したのだから、諸外国と交流を深め、もっとその先進文化を取り入れるべきである。
松平慶永
現実に柔軟に対応できる姿勢が明治政府内で生き残ることを可能にした?
小栗上野介
外国為替を徹底的に研究
桂小五郎(木戸孝允)
五箇条の御誓文
版籍奉還、廃藩置県
高杉晋作
植民地化される清を見て、西洋と衝突して戦うのか、それともこの文化を吸収して日本のものにしてから改めて西洋諸国に対抗するかを考え、後者を選択。尊王攘夷から尊王倒幕へ。
おもしろき 事もなき世を おもしろく -
幕末の登場人物をそれぞれさらっと紹介していて読みやすいです。それぞれの一生を追っているから同じ事件でも立場によって見方が違うところがあって面白いです。例えば、開国問題のときの井伊直弼や岩倉具視の考え方の違いとか。易しく、それでいて面白く書かれているので結構いいかな。