株初心者も資産が増やせる高配当株投資 (高配当&堅実成長で値上がる銘柄の探し方)

著者 : 藤本壱

• 自由国民社 (2018年7月12日発売)

作品紹介・あらすじ

★増え続ける日本企業の配当
超低金利の預貯金では資産を増やせない今、株式配当が注目されています。2017年度の配当総額は12兆8000億円で過去最高、2018年3月期総額も10兆円を超えると見られ、2010年3月期のおよそ2倍です。東証一部銘柄の平均配当利回りも1.5%を超えており、個別銘柄では4~6%以上の高利回り株もあります。

★高配当×値上り益も狙える!
高配当株投資とは、「業績が安定していて、配当利回りが高い銘柄を買って保有し、配当をもらいながら値上がりしたところで売る」手法です。高配当株の中には、今はまだ中堅でも堅実に成長して連続増配を重ね、それに伴い株価も大きく上昇していく「お宝株」もあります。
また、配当が高いだけでなく、自社株買い、株主優待などの株主還元に積極的な企業も増えており、そういった銘柄はより買われやすく、株価も長期で上昇していくものが見られます。その代表例にはなんと、28年連続増配を続けている花王のような銘柄もあります。

★優良高配当株が下げた時こそ絶好の買い時!
高配当株ももちろん下落しますが、下がると利回りが上昇し割安となって買いが入りやすく、下げにも強い。アマダやキヤノンのような配当性向の高い優良高配当株が下げたところで安く買えれば、NISAに入れて中長期で保有するといったこともできます。

★株の初心者にもやりやすい!
本書は株の初心者でも高配当株投資ができるよう、配当と高配当株探しの基本から、買い方・売り方とそのタイミング、高配当株でも避けるべき銘柄と注意すべき銘柄、業種から見た特徴と銘柄探しなど、事例を踏まえて解説します。「厳選高配当株」も収録。

ギャンブル的な株式投資ではなく、株で着実に利益を積み重ね、中長期の資産形成をしていきたい方にお勧めの1冊です。

感想・レビュー・書評

[3104さんの感想 · 2024年2月3日]

これから株式投資をしたいと考えていて、初心者にも分かりやすい本だった。投資をする上での指標や分析箇所が書かれているので、これを参考にして今後の資産運用に役立てていきたい。また投資で行き詰まったら、これを読みながら頑張っていきたい。

[アズサさんの感想 · 2021年1月21日]

真新しい情報は特段なし。
当然のことながら、コロナ禍で大減配している銘柄のオススメもあった。

[sgaoさんの感想 · 2020年8月20日]

高配当でも有利子負債が多いものは避ける

内部留保
→利益剰余金、利益準備金

自己資本は株主の出資や過去の利益などから構成され、株主のもの。
ROEが高いほど自己資本を効率よく利用して利益を上げている。

ROEを上げるには利益を増やすか、自己資本を減らす。
→利益剰余金は自己資本の一部なので内部留保が増えるほど自己資本が増える。
→ROEを上げるためはそれに見合うだけの利益を増やす必要がある。(内部留保を増やすだけだとROEが下がる)
→ROEを上がるために特別配当を出すなどして意図的に自己資本を減らす企業もある

※配当ランキングは記念配当、特別配当を含む場合があるので要注意

[普通人さんの感想 · 2019年6月3日]

あとでまた読みます。

著者プロフィール

1969 年兵庫県伊丹市生まれ。神戸大学工学部電子工学科を卒業後、パッケージソフトメーカーの開発職を経て、現在はパソコンおよびマネー関係の執筆活動のほか、ファイナンシャルプランナーとしても活動している。個人投資家としては、早くからパソコンとデータを駆使した詳細な分析で株式投資を実践している。【最近の投資・マネー関連の著書】「手堅く短期で効率よく稼ぐ 株カラ売り5つの戦術」「高配当・連続増配株投資の教科書」「実戦相場で勝つ! 株価チャート攻略ガイド」「実戦相場で勝つ! FXチャート攻略ガイド」(以上、自由国民社)、「Excelでここまでできる! 株式投資の分析&シミュレーション完全入門」(技術評論社)、「プロが教える! 金融商品の数値・計算メカニズム」(近代セールス社)などがある。

「2022年 『［新版］株初心者も資産が増やせる高配当株投資』 で使われていた紹介文から引用しています。」