- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784426875060
感想・レビュー・書評
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障害のある人にそんなこと言っていいのかなって、誰でも躊躇する言葉を、子どもだからといって、無邪気に言わせていいのかな、と違和感を感じながら読み進め、最後にはっとさせられる本だった。大人が読んでもいい絵本だと思う。
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他人を思いやること=想像力。小学校低学年でも読めますが、大人も考えさせられる内容。
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2014/6/24 3-1
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これは小学校2・3年生の読み聞かせで使いたい。
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最後の主人公の背景が分かって、愕然。人権感覚は、あらゆるところ、想像力を育むのか。
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小学校卒業生にいいかも。
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体が動かないひろくんは
耳の聞こえないお友達
目の見えないお友達
両親を震災で亡くしたお友達は
どんな感じかなあと考える。 -
2013/6/11 朝3年生 SHIM
2014/12/3 朝3年生 KAT
2015/6/30 朝1年生
2019/03/12 1年生 -
家にあるのにずっと読んでいなくて、綿の花の課題になっていて初めて本を開きました。
最後のあたりで、衝撃。
どうして、主人公は健常者だと当然のように私は考えていたんだろう。
健常の自分が、障がいを持つ他者を理解して「あげる」という構図を、知らず知らずに前提にしていたんじゃないかな。
目の見えない人は、見える人より多くの音を感じている。。。そういうことが、この絵本の一番の言いたい事ではないんじゃないかな?それこそ、まりちゃんに「変わってる」と笑い飛ばされて終わるようなことで。
誰しも、自分という土台・前提・環境。。そういうものから逃れることはなかなかできない。でも、その前提を意識・認知することはできる。無知の知。
そこから、他者や自分と異なる周りのものを理解しようと努めたらいいのかな?と、この絵本を読んで思いました。 -
想像することの大切さ。
理解しようとすること、“人と違う”を受け入れることなどが絵本で描かれています。
「個性だから」で片づけて突き放すんじゃなくて、ちゃんと“その人”を理解することって結構難しい。だって受け入れなくちゃいけないから。
そんな難しいことをサラリとやってしまう子どもの感性や想像力にスポットを当てていて、とてもいい。
重いテーマだけど優しい絵なのでじんわり心に沁みこみます。
子どもが子どもと呼ばれているうちに、そして大人になってしまった人にも読んでほしい。素敵な絵本です。