あの夏の日

著者 :
  • 自由国民社
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本棚登録 : 39
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784426883065

作品紹介・あらすじ

2000年は被爆55周年という節目の年。
長崎に原爆が投下された「あの夏の一日」を、長崎市の協力のもと、葉 祥明さんが平和への祈りを込めて、壮烈なタッチで描きました。
平和な生活を一変させた、原子爆弾の恐ろしさが伝わるとともに、すべてを受け入れたナガサキのこころが感じられる絵本です。
全・英訳付。
帯には、吉永小百合さんから以下のメッセージもいただきました。
「核兵器も地雷もない ほんとうの平和がくることを願っています。長崎からの深い祈りを 世界の人々に伝えてください」

感想・レビュー・書評

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  •  1945年8月9日、長崎市に原爆が投下された。当時を振り返り、戦争の愚かしさと平和への願いを“長崎市”が語る。


     図書館本。
     のどかで美しい絵が持ち味の葉祥明が、原爆の悲惨さを描いた絵本。

     真夏の青空を背景に飛ぶB29が、恐ろしいまでに美しく描かれている。
     葉祥明らしいちょっとぼかした絵なので、原爆写真展や「はだしのゲン」は怖くて見られないという人でも何とかなるのでは。

     一点だけ残念なのは、葉祥明は空間を広く取る画風なので、長崎の街が野原のようになってしまっていること。
     英文も併記されているので外国の人にも読んでもらいやすいのだが、こんなに家の少ない所に投下したなら被害は少なかったでしょ? と、知らない人は思ってしまいそう。
     後の方では瓦礫と化した街並みが出てくるのだが、投下前がのどかな野っ原なので、被害を実感しにくい感じがする。

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00235449

  • 原爆の事は、必ず伝えていかなくてはならない。

  • ? 50p 2000・7・23 1刷

  • 長崎への修学旅行前の6年生への読み聞かせに使用。大人も読むべき。平和の尊さを感じます。

  • きれいな絵だからこそ、胸をうたれます。
    戦争のない平和な世界を望まずにいられません。

  • 2010年8月26日

    <On That Summer Day>
      
    アートディレクション/吉崎克美

  • 長崎市の原爆のときの絵本です。英訳がついています。

    戦争を二度としないために、考えさせられます。

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著者プロフィール

1946 年熊本市生まれ。絵本作家・画家・詩人。創作絵本『ぼくのべんちにしろいとり』でデビュー。1990 年、創作絵本『風とひょう』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。1991 年、鎌倉市に「北鎌倉葉祥明美術館」、2002 年に「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」を開館。ふみの日記念切手にオリジナルキャラクターの「JAKE」が採用される。主な著作は、読み聞かせ英語絵本シリーズ『夢みるジェイク』、世界の名作シリーズ『星の王子さま~ The Little Prince ~』( 共にJリサーチ出版)、ほか多数。https://www.yohshomei.com

「2022年 『ミニ版CD付 いっしょにうたおう♪マザーグースえいごのうた BEST BOX 全48曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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