「顧客目線」「嗅覚」がカギ! 選ばれる税理士の “回答力"

  • 清文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784433736804

感想・レビュー・書評

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  • 本書では税理士事務所の職員がクライアントとトラブルなくコミュニケーションを図る方法が事例を交えて解説されている。取り上げられる事例は、個人事業者の飲食店を想定しており、法人顧問には不向きな内容。税務署経験が長いというのだから、もう少し面白い話もできるだろうに。残念な内容だ。
    P243
    書面添付制度が導入された当初、筆者は、まだ国税に勤務していました。書面添付をしているのに、税理士を通さず、納税者に直接接触することがあってはならないと、ファイルされた確定申告書を職員が総出で、一枚一枚めくり、『33の2』 が添付されているかどうかの確認を行うという作業をしたことがありました。国税当局も書面添付についてピリピリしていたことを覚えています。 しかし、その後、書面添付で『33の2』 さえ付けておけば、税務調査に選ばれないようだということを察知した税理士が現れます。内容がスカスカな『33の2』が散見され始めたのです。そのせいで、一時期、書面添付していても、厳しい税務調査が行われた時期がありました。ほんの一部なのですが、ずるいことをする税理士がいたことで、税理士全体が被害をこうむることになったわけです。

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著者プロフィール

元国税調査官・税理士産業カウンセラー・健康経営アドバイザー 高卒女子初の国家公務員(税務職)として採用され、現場一筋26年、7つの税務署でのべ700件に及ぶ税務調査に従事。2008年、「誰もが活き活きと自分らしい人生を送れる社会を創造したい」という志のもとに退職。 現在は、「おかん税理士」として、法人会、納税協会、税理士会、商工会議所などで講演やセミナーを実施。また産業カウンセラーとしては、企業を対象に、個別カウンセリングほか研修なども実施、働きやすい会社の実現に尽力している。 日本芸術療法学会正会員。一般社団法人日本マインドヘルス協会代表理事。

「2023年 『税務署はやっぱり見ている。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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