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- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784433736804
感想・レビュー・書評
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本書では税理士事務所の職員がクライアントとトラブルなくコミュニケーションを図る方法が事例を交えて解説されている。取り上げられる事例は、個人事業者の飲食店を想定しており、法人顧問には不向きな内容。税務署経験が長いというのだから、もう少し面白い話もできるだろうに。残念な内容だ。
P243
書面添付制度が導入された当初、筆者は、まだ国税に勤務していました。書面添付をしているのに、税理士を通さず、納税者に直接接触することがあってはならないと、ファイルされた確定申告書を職員が総出で、一枚一枚めくり、『33の2』 が添付されているかどうかの確認を行うという作業をしたことがありました。国税当局も書面添付についてピリピリしていたことを覚えています。 しかし、その後、書面添付で『33の2』 さえ付けておけば、税務調査に選ばれないようだということを察知した税理士が現れます。内容がスカスカな『33の2』が散見され始めたのです。そのせいで、一時期、書面添付していても、厳しい税務調査が行われた時期がありました。ほんの一部なのですが、ずるいことをする税理士がいたことで、税理士全体が被害をこうむることになったわけです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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