しつけ: 親子がしあわせになるために

著者 :
  • 樹花舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434025235

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  • 著者:臨床心理士
    ・親も子どもも「私は私のままで生きていていいのだ!」という「しあわせ」になることを目指す。親がしあわせに生活している姿を見てもらう
    ・外からの評価によってほめすぎることに注意。子どもの「内発的動機」を大切にする
    ・親の「視線」が子どもを過剰に監視、統制するものであってはならない。家庭を安心できる、子どもらしくいられる場所にする。子どもに何かをさせるためではなく、何気ない時間を共に過ごし、家族が「一緒にいることの価値」を教える
    ・幼児期は「はた迷惑な子ども」でいたほうがいい。マイナス感情も伸び伸びと自由に表現することを許す
    ・甘えの本質は「心が満ちること」、心理的な満たしを伴わない物質的な満たしは甘やかし
    ・子どもが何をしたかに関係なく無条件に大事にされること、気持ちが理解され、受け止められ、満たされる体験の積み重ねにより、親からの「好きだ」というメッセージを受け取り、自分を好きになる

    感想:しつけというと子どもを変えるイメージだが、親が変わることを目標とする本。子育てがうまくいかないと感じる人を相手にする職業柄、少しでもそう感じている人が読むと親も子もしあわせになろうよと言われている気がして心が温かく楽になる本だと思う。子どもと接してイライラすることが多くなったら読み返したい本。

  • どの本も、割と同じことの繰り返しなのだけれど、読むとやっぱり肩の力が抜ける。
    もう少し具体的に、子どもとどう接すれば良いかが書いてあると、もっと良いのだけど。

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著者プロフィール

1959年、愛知県生まれ。東海女子大学人間関係学部心理学科教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。専門は心理療法。1999年に「親子連鎖を断つ会」を設立し、虐待する親のケアに取り組んでいる。スクールカウンセリングや犯罪心理鑑定など、幅広い実践活動に日々奔走している。
著書に『子どもたちの「かすれた声」』、『たましいの誕生日』、『こんにちは、メンタルフレンド』(いずれも日本評論社)、『しつけ──親子がしあわせになるために』(樹花舎)、『〈私〉はなぜカウンセリングを受けたのか』(東ちづると共著、マガジンハウス)などがある。

「2003年 『たすけて! 私は子どもを虐待したくない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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