モールバッカ: ニルスの故郷

  • 柏艪舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434063398

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  • 2005 
    原題 Marbacka by Selma Lagerlof 1922

    セルマ
    グスタフ・ラーゲルレーフ中尉

    兄 フィリップスタードの母方のおじいさんおばあさんのところに住んでいる
    ヨハン兄 7つ ティーベリ先生から読み書き習っている
    アンナ姉 5つ かぎ針編みもできる
    赤ちゃん妹 イェルダ

    叔母ロヴィーサ ラーゲルレーフ中尉の妹

    バックカイサ

    第一章 ストレームスタードへの旅
    セルマの病気のために、スンネに住むヘドベリ先生を読んだ
    ヘーグマンのインカにも診てもらう
    ヘーグベリ草地(ブロッケンの)魔術師を呼んだ
    カールスタードのハーク先生にも診てもらったが直せなかった
    セルマの病気の治療のため、ストレームスタードへ

    ベーネルン湖

    灰色島 の魔女ティータ・グロー

    楽園の鳥
    <ヤコブ>(船)に乗る

    アンナが夏中一緒に遊んでいた菓子屋のふたりの娘からもらった赤い絹のリボンでつくった賛美歌の本にはさむための栞「記念に」

    P56おばあさま
    毎日おはなしや歌を聴かせてくれていたおばあさまが亡くなる
    「これは全部本当にあったことなのよ。今、わたしがおまえたちを見て、おまえたちがわたしを見ているのと全く同じようにね」

    それはまるで、今まで自由に出入りできた美しい魔法の国への扉が、突然、ぴたりととじられてしまったようでした。そしてもう、その扉の開け方を知っている人は誰もいないのです。

    でもやがて、子どもたちは少しづつ、他の子のように人形やおもちゃで遊びはじめ、おばあさまのことを恋しがったり思い出したりしなくなったように見えました。でも本当はそうではなかったのです。おばあさまはいつでも子どもたちの心の中にいるのです。家政婦のおばあさんがしてくれるおばあさまについてのいろいろなおはなしは、決して聞き飽きることはありませんでした。子どもたちはそのお話を、絶体になくさない宝物として、心の中に大切にしまっておいたのです。

    お休み石の坂の幽霊

    モー=荒れ地
    バッカ=坂
    オー山のふもと
    フリーケン川の西のほうに古くから住んでいる数件の農家の夏季の放牧場だった

    P65牧師が自分の所有している農場にすんでいたことは、教区の農民たちにとってすこぶる喜ばしいことでした。

    ヴェンネルヴィーク牧師
    モールバッカをつくった三人の牧師
    モレル
    リセリウス
    ヴィンネルヴィーク

    1700年代の即興詩人カール・ミカエル・ベルマン
    1800年前後に活躍した詩人カール・グスタフ・アブ・レオポルト

    雄ガチョウ
    ヴィンネルヴィーク牧師がラクリッツ夫人と再婚したこと
    ラクリッツ夫人の時代
    雁の群れが近づくと雄ガチョウが落ち着きをなくしていき、一緒に舞い上がり、雁の群れに交ざって飛んで行ってしまい、戻ってこなかった
    しかし、秋にあると、雁の群れとともにモールバッカに戻ってきた
    しかも一羽の雁と雛鳥と一緒に
    しかし、ラクリッツ夫人はこのガチョウをナイフで殺した
    ヴィンネルヴィーク牧師の娘、リサ・マーヤ

    水の精 は、馬

    リサ・、マーヤの夫はダニエル・ラーゲルレーフ

    夢見のパンケーキ

    兵士たち、子どもを加えた狼の警告
    赤痢

    第二章 昔の農場 昔の人々

    石造りの家々
    チビのベングトのメダル
    金庫 ストーブで焼いても壊れない!!

    家政婦がこの農場で一番偉いわけではないものの、モールバッカの小さなこどもたちは、この家政婦に大きな愛情と限りない信頼を寄せていました。親類野茂のが農場を訪れると、まず厨房へ行って家政婦にあいさつするところや、家族に何か重大なことが起きると、ラーゲルレーフ中尉が家政婦を呼んで、話をするところを子どもたちは見ていたのです。またクリスマス休暇が終わったり、秋になってダニエルとヨハンが学校に戻る時にはいつも家政婦にあいさつをするように言われていました。P125

    クネッケブレッド
    スメルゴス戦争 スメルゴスはオープンサンド

    花嫁のティアラ
    ロヴィーサは花嫁の着付けを頼まれる家系
    ティアラはミルテの枝と葉で作られる
    コケモモは似ているが~
    カイサ・ニルドッテルにティアラ作りを頼まれるが
    よいミルテがなく・・・コケモモの葉を混ぜた
    その後、ロヴィーサの結婚(ミレーン牧師が病気になり)は成就しなかった

    8月 ザリガニパーティ

    あんな・ラーゲルレーフ グスタフの姉
    ヴァッヒェンフェルト兵曹長と結婚 苦労の末亡くなる

    エムタン川の氾濫とねこ

    義父ヴァルロースは工場主

    家畜小屋建設の失敗と妻の態度

    白い柵 ヴェンネルヴィーク牧師時代に作られたものもとりはずした
    中尉はどんどんモールバッカを変えていく
    費用もかさんだ

    ロヴィーサが中尉の頼んだ庭師に変わり、庭造りに励んだ

    ラーゲルレーフ中尉は、世の役に立つ人間でいられるためには、子どもうちに、昼寝をする習慣をつけておくことが大切だと信じていた

    事務所の書棚には家族2世代分の教科書、ホメロス、キケロ、リビウス、新聞連載小説ヨーロッパ物語、ピョートル大帝、プロイセンのルードリヒ2世に関する簡易装丁本、ヴィルヘルム・フォン・ブラウンも


    中尉の昔話二つ
    プローストレム嬢
    ブロッケン山への旅 おばあさんと動くそり

    ベルマンの歌
    モールバッカでは朝6時半に女中が暖炉に火を入れ、七時に子どもたちはベッドから起きて着替え
    7時半ごろ軽食(バラの形のクリームののったポリッジにグネッケルサンド)8時まで宿題
    8時の鐘が鳴ると外へ
    9時前に朝食、卵とパンケーキ、焼いたニシンとじゃがいものシチュー、豚肉のソースがけにライ麦パン

    9時から12時まで勉強
    12時から昼食
    1時から2時は外へでたり、宿題
    2時から4時授業
    4時から宿題
    5時外へ
    折りたたみテーブルにバターとパンと飲み物
    遊びの計画
    縫い物や編み物を教わる時間
    8時に夕食
    お話しの時間、詩の朗読、歌

    子どもたち、男の子と女の子

    バツクカイサの父親の年取った兵士
    戦争の話をしてはいけない

    希望の国
    中尉が小作農家に名づけた
    ロンドンのラーシュ
    パリのスヴェン
    ウィーンのマグヌス
    プラハのヨハン
    ベルリンのペール
    みんなの希望の国はアメリカ
    杖で山肌を叩くと焼酎が出てくる
    木の葉は黄金

    キュウリウオの季節
    ゴールドシェー湖にいる魚
    たくさん取れたので中尉を驚かすことに
    においがきつい魚

    8月17日は中尉の誕生日
    おもしろいことをする日?
    卵売り
    こどもたちの行進

    訳者の後書きから
    1858年ここでうまれたセルマ
    1888年破産競売にかけられる
    借金を整理した次男ヨハンはその後アメリカ移住
    長男ダニエルは医者
    セルマは教師
    末娘イェルダは結婚
    ロヴィーサは親戚を点々と
    長女アンナは22歳で結核で亡くなる

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著者プロフィール

千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。著書に『浅田真央 さらなる高みへ』(学研)ほか。映画『ゆずりは』脚本が2018年鑑代表シナリオ集8作品の1つに選出。

「2021年 『ニルスのふしぎな旅④ 友との別れ、そして……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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