クロカマキリ (ジグザグノベルズ)

著者 : 諸口正巳

• リーフ出版 (2006年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[芥侘さんの感想 · 2012年8月19日]

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[hasamijo-giさんの感想 · 2010年11月14日]

諸口正巳氏がウェブサイトで公開していた小説が遂に商業化！　蠍シリーズも良いけれど、やっぱり蟷螂達も見たいな、と思っていたので知った時は嬉しかったです。

流石にウェブ版の話を全て一冊に載せたという訳ではなく、群像劇っぽかった話から、サブタイトルの鋼の同胞に相応しく「ミクニ」が中心の話としてまとめられていました。娘との関係が変わっていくエピソードがとても好きです。
ハガネについての謎も半分解けて半分解けないような感じに。多分もう一冊出す筈だったんだろうなあ。つくづく出版社の倒産が惜しまれる。
現在は作者のＨＰでウェブ版が再掲載されているので、商業誌しか知らない、という方は興味があったら見て見るのも良いかと。

[モモチさんの感想 · 2006年5月23日]

黒衣を身にまとい、都市伝説を狩る『クロカマキリ』達のお話。
主人公のミクニは普段、あんまりパッとしない、無口な中年・妻子持ちのデコトラ運転手。
しかし、一度黒衣を纏えば、人に害をなす都市伝説を狩るクロカマキリに・・・・
とにかくミクニがカッコいいし、その他のクロカマキリの人達も個性的で面白いです！！
この他にも同じく伝説狩りの青年たちのお話『スコーピオン』と『アンタレス』もオススメですｖｖｖ

著者プロフィール

作家。独特の文体でハードボイルドやホラーなどを描いて人気を博す。近刊に、人気フリーゲームのノベライズ『被虐のノエル』シリーズ、『虚白ノ夢』、pixivミライショウセツ大賞優秀賞受賞『謳えカナリア』、第1回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞『常夜ノ国ノ天照』など。

「2019年 『被虐のノエル Movement4　-　Look　at　me』 で使われていた紹介文から引用しています。」