信州上田軍記: 迫り来る徳川の大軍を上田城に迎え、これを二度にわたって撃退した真田昌幸父子の物語
- 鬼灯書籍 (2006年12月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434086571
感想・レビュー・書評
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迫り来る徳川の大軍を上田城に迎え、これを二度に
わたって撃退した真田昌幸親子の物語
松代藩真田家の家記の一つ上田軍記はじめての現代
語訳
著者は、県内の小中学校に勤務していた頃、上田軍
記の存在を知ったという。数年前より、いくつかの
写本と出会い、勤めのかたわら活字化に取り組んで
いたという。
本書は昭和15年に上伊那教育会が出版した蕗原拾
葉に収録されている上田軍記を底本とし、北条家本、
清水家本などを参考にしながら現代語訳した本であ
る。本書は、伝記ではなく二度の上田合戦の記録で
あり、1733年の成立と考えられている。
関ヶ原から130年あまり過ぎており、松代藩真田
家の家記として編纂されたものであるという。
直接の史料ではないが、先祖の勲功をどのように伝
えようとしたのかがわかり面白い。
また、地方史の研究には著者のような方の地道な取
り組みがある事を忘れてはいけまい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みかけですが、もう本当に感動しましたこの本は!
上田軍記は原本をいつか見てみたいと思ってましたが、この本は原文と訳文が両方載っているという素晴らしいものでした。
色々な本で資料として名を見る上田軍記、一読の価値ありまくりです。オススメ。
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