- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434129056
作品紹介・あらすじ
畑違いのセールスマンから転身し、マクドナルドを成功させたレイ・クロック。新商法で江戸に乗り込み、三井の礎を築いた三井高利。コンプレックスを武器に新たな音楽を創造したスキャットマン・ジョンなど……。彼らの業績は、40代で迎えた転機が始まりだった!全てを捨て、ゼロから這い上がった不屈の男たちのドラマ!ビジネス・芸術・学問の世界で遅咲きの巨人たちに学ぶ人生の成功の秘訣。
感想・レビュー・書評
-
小栁栄次、伊能忠敬が特に心に響いた。世のため人の為、カルピス(三島海雲)やグリコ(江崎利一)、やキャノン(御手洗毅)の話も素晴らしい話なのだけど、歳をとっても、やりたいことをやる、というのがなんだか心を打たれる。
特に伊能忠敬は50歳になってからだし、小栁さんは高校の先生から、という、なんだか親近感の湧く話。自分も頑張ろうと、励ましを頂いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は、不惑の40歳を通り越して、そこから一念発起、そして成功を勝ち得た男たちを紹介。伊能忠敬、カーネル・サンダース、レイ・クロック(マクドナルド)、江崎利一、御手洗毅などなど。 その多くは、彼らの成功したフィールドに40歳を過ぎて入り込み、不屈の闘志と頑強な体力を持って成功を収めた。不惑といえば、新しいことを始めるには遅すぎるイメージもあるが、彼らを見ればそうではないことは明らか。本書に勇気付けられる中年諸氏も多いのではないか。かく言う私もその一人である。
-
レイクロック、三井高利、谷口義晴、スキャットマンジョン、サミュエルモールス、安藤百福、小柳栄次、レイモンサヴィニャック、カーネルサンダース、住友政友、江崎利一、チャールズブコウスキー、ジョンボイドダンロップ、御手洗毅、三島海雲、ルイスエドソンウォーターマン、岩倉具視、シュリーマン、伊能忠敬。
40歳から成功とはいえ、それまでに積み重ねたものがバックボーンになっている人がほとんど。中にはそれまでに大成功を収めている人も。ウォーターマン、ブコウスキーだけは不遇な人生から這い上がったという印象。ともあれどの人も年齢にかかわらず、諦めない、できるまでやり続けるという執念が物事を成し遂げる秘訣だと思わせる。 -
成功した人物をまとめた本。2009年。マクドナルドの創業者や、カップラーメンの生みの親など、人生の後半にかかろうという次期に成功を収めた人物達を紹介している。マクドナルドのレイ・クロックの言葉である「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる」が印象的だった。他にも、50歳を超えてから年下の数学者に弟子入りした伊能忠敬など、尊敬すべき精神の持ち主が多いことがわかる。小さなころから野心をもち、それを継続して持ちながら実行している点が凡人との大きな違いだろう。面白いのだが、全般で1人1人にフォーカスする内容が薄い感じがするため星3つ。