ロマンティックに狙い撃ち (エタニティブックス・赤)

著者 :
  • アルファポリス
3.82
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本棚登録 : 26
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434155109

作品紹介・あらすじ

子供のころ好きな男の子にいじめられてから、ちょっぴり男性が苦手な永野みく。そんなみくが特に苦手にしているのが、同じ会社の上司にあたる東堂孝行。無口で強面、いつも無表情の彼のあだなは某漫画に出てくる殺し屋・ゴルゴ。ある日、そのゴルゴのサポート役にみくが抜擢されてしまって——恋に免疫のないOLの、スリル満点(?)ラブストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 強面は好きなんだけど、主人公がずっとギャグっぽいというかゴルゴ呼びのままだし、男性からがっときてくれないので、いまいち好みの話じゃなかった。

  • アルファポリスの本、ハマッてんな~。笑
    そして何やろう、こないだの井上美珠氏から続く、恋愛小説繋がり・・・(笑)。

    正直、そんなに何も考えずにサクサク読めるのがええねんね。
    読んでてあれこれ考えさせられることもないし、読了後「ずしーん」と、何かがのしかかってくる感じもないし。
    だからってもちろん面白くないわけでもなく、さらりと、ノーリスクノーリターンで楽しめる。
    私にとっての恋愛小説はそんな感じですかネ・・・。
    しばらく飽きるまで恋愛小説を読んでみましょかね。まさかこの年齢になって「恋愛小説」なるものを読むようになるとは思わんかったけど(いうたら、ハーレクインの日本版みたいなもんやろ・・・?)、少女まんがは楽しく読むんやから、まあ、そんなもんか。


    さて、前述の井上美珠氏の本の巻末広告からこちらの本を読んでみました。
    初めて読む作家さんで、冒頭部分は「恋愛経験のない25才OL」のモノローグが続くため、
    「あー、今回はハズレやったかな・・・」
    と、思ってたはずやのになんかイッキ読みしたわ。中盤からテンポとリズムがよくって、しかも終盤はほどよくエロくて、なんかもうイッキ読みしたわ(二回目)。

    前半はヒロインのみくちゃんの話。後半は、同じ話をゴルゴ視点でやってくれるという構成は大好き。
    同じ話を二度読むことになるんやけど、なまじみくちゃん視点ではゴルゴの心中はまったく計れないので、見た目のいかつさに反比例した乙女ぶりを見せてくれた恋する乙女なゴルゴに、めちゃくちゃ笑いながら読みました。

    何度も前半に戻って、
    「ああ、このときにゴルゴはこんなこと思ってたのねー・・・」
    と、ニヤニヤしてしまうのは大変楽しかった!


    ・・・でも、いい加減「ゴルゴ」っていうのもさあ・・・(笑)。

    前半のみくちゃん視点の章はいいよ。
    せやけど両想い(・・・笑)に、なって、ゴルゴ視点の話も読ませてもうたあとの「後日談」的な話は、「東堂さん」で統一してほしかったなあ!

    内容も展開もお約束ですごいいいのに、最後は「ゴルゴ」が目についてしょうがなかったわ! もったいない!!
    もしかしてそこらへんの「ハズし加減」が、フワフワお花畑なラブあまストーリーにちょっとだけ加えたスパイスなんかもしれへんけど・・・。
    うーん、どうかなー。(*´ω`)
    スパイスを加えるような野暮はいらんくらい、ラブあまが可愛かったですよ・・・。

    ちゅうても、やや単調な文章やモノローグが(25才独身OLがひつこく語るせいか)やや言い訳じみて見えるっちゅうか、ちょっとひくつに見える気がして、

    「他人の妄想をずっと読むのも、飽きるな・・・」

    とは、思っててん。
    同じように妄想大好き、しかもその妄想を語るのが大好きな(しかも40才の)くせに、他人にそれをやられると
    「飽きるわ」
    って思ってたのになあ。(;^ω^)

    妄想だけして、まじめに生きてさえいればどこかで王子様が見初めてくれるわ・・・
    と、いうのは、数千年前からの女子あこがれの筋書きでしょうよ!

    その王子様はもちろんオカネモチであればいうことなしやろうけど、昨今やと

    中身、乙女(な王子様)

    が、好まれるのかもしれんな、と、思いました。

    (家事はできて当り前、少女趣味の理解もある)

    いっそBLの理解もあればいうことないんかもしれへんな(笑)。


    作中にチョイチョイ挟まれるみくの「夢」が、まさかほんまにゴルゴの呪いやったっちゅうのも・・・(笑)。
    こういう「トンデモ設定のトンデモネタ」が結構面白かった。
    「ほんまにカントリー調のインテリアの家に住んでいる人に失礼云々」
    とか・・・。(*´ω`)

    好みでないネタやねんけどなあ、著者の見せ方がうまかったんやろうなあ。

    しかし一直線なゴルゴ、ほんまに、いいよね・・・。
    (池田さんに比べてあんまり描写なかったけど、もちろんゴルゴもイケメンなんよね・・・?)
    (ほんまに、夢やな)

    とりあえず、別シリーズも読んでみます。
    今回は私好みの「同じ話を別視点で繰り返す」ちゅう構成やったので飽きずに最後まで読めたけど、他シリーズは果たしてどうかな・・・?

    この、恋愛小説ブームはいつまで続くんかな! 笑

    (2016.09.17)

  • ゴルゴが大好きです。
    ゴルゴは自分が「ゴルゴ」って呼ばれているのに気づいてないのか?
    告白の後のベンチでの会話がいい。
    ゴルゴの優しさと妄想がいい。
    あと、赤毛のアンが大好きなところも。

    その後の話でも、お互いを好きあっているのがよくわかって
    読んでいて、とても幸せな気分になりました。
    妹カップルの続きも知りたいです。

  • ロマンスを夢見るだけの内気なOLみくと、ゴルゴとあだ名のある上司・東堂の恋愛。無表情ででかい東堂がファンシー好きで、内心で三つ編みとか、イチゴの刺繍にこだわってる落差が楽しかった。

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著者プロフィール

東京都在住。2005年よりWebサイト「楽園の小鳥」にて恋愛小説を発表。「ロマンティックにささやいて」にて出版デビューに至る。

「2020年 『完璧彼氏と完璧な恋の進め方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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