白の皇国物語 2

著者 :
  • アルファポリス
3.71
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本棚登録 : 64
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434160219

作品紹介・あらすじ

異世界に転生した青年レクティファールは、<皇剣>の継承を終え、正式に皇太子となった。彼の前には、二つの大きな問題が立ちはだかっている。一つは、内乱と他国軍の介入により皇国が崩壊寸前にあること。もう一つは、美少女二人が彼をめぐって熾烈な争いを繰り広げていること——。ネットで大人気の異世界英雄ファンタジー、待望の第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 物語の中のできごとを、まるで歴史書のように、「この時の〇〇は以後〇〇として長く語り継がれた…」とかいう書き方をするのは、結構ありがちな表現ではあるのだけど、こんなに乱発されるとなんだか薄っぺらい。
    読者に未来のことを色々想像させる効果よりも、安易に先の展開を予想させることになり、物語の重みがなくなってしまうデメリットの方が大きいように思う。

    人の死に対する覚悟はしっかりとできている彼だけど、同じように女性との関係を考えることはできないらしい。
    システム的に子孫を残すことに大きな意味はないけれど、だからこそ、言い方は悪いけど、女性との関係を利用することもできるのではないかと思う。
    それをしないことが彼の人柄ということなのかもしれないけれど、やっぱりそれだけでは彼の人としての深みが上手く表現できない気もする。

  • 白の皇国物語 2 - 白沢戌亥 - アルファポリス

    2013/08/07

    皇太子となった彼の最初の仕事,それは内乱鎮圧.
    皇都の奪還に向けて進撃を開始する.

    なんだろう,面白いには面白かったんだけどアレだな.
    なんて言えばいいんだろう.
    伝記を読んでる人の後ろに立ってるような本?
    全てが過去の話で
    それを改めて紐解いてるようなイメージ.
    終生語らなかった的な表現多いよな.
    いや,多いかどうかは数えてないけど目に付いた.
    そしてアレだ,そんな先の話はいいから進めろよ.みたいな?

    どーすっかなー.
    最初はこの諦めまくってた主人公君の話面白かったんだけどなー.
    感情を制御された機械的な「皇」という装置になってきてる雰囲気.
    皇は人ではない.
    国家を維持するためのシステムの一部なのだ.
    コレは言い過ぎか?

  • レクティアールにハーレムが…。しかし、ヘタレな彼にはハーレムを活用できてな~い、残念君。それ以外の戦時情勢の方は真面目に進む(説明っぽいけどちょっと銀英伝みたいな雰囲気)取りあえず、物語は楽しくなってきました。
    皇都奪還戦が終わるまで。
    ヒロイン 巫女姫リリシア・ 蕾の姫アリア

  • 国内情勢の説明がややむずかしい。
    2巻目にしてやっと内乱への対処がなされる。
    背後に黒幕がいるのか?

  • 女性にモテモテのレクトさん。

    リリシアが積極的で天真爛漫な明るいお嬢さんになって、両手に花状態の波乱に波乱を重ねたような始まり。
    更にウィリィアとの友情以上、恋愛感情未満な関係もあったりして
    今後のレクトの女性関係が楽しみだったりする。
    個人的にウィリィアとの関係は好きです。

    四公爵も登場。
    女読者としての目線では、紅龍公フレデリックが格好良くて好き。
    やんちゃな兄貴キャラには弱い。あと、紅ってところも好き。ビジュアル面も好きなキャラクターなので今後の活躍に期待。
    黒龍公アナスターシャはまだまだ不思議な感じの子なので今後が楽しみなところ、青龍公マリアはお姉さまタイプで、これまたレクトは大変そうな気配。

    女性キャラとゴタゴタしながらも物語の本筋はシリアス。
    摂政となったレクトが自分の役割に忠実に時に冷酷な判断さえ下す。心の底ではもがきながらも前に進んでいる姿が目に見える。
    レクトという青年のこれからを見守りたい作品。

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著者プロフィール

1986年生まれ。2009年より本業の傍ら執筆活動を始め、インターネット上で作品を発表する。2011年、インターネットで発表していた「白の皇国物語」が書籍化。

「2019年 『白の皇国物語8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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