- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434186158
作品紹介・あらすじ
優秀だが融通が利かず、上層部に疎まれて地方に左遷された軍人ウリセス。左遷先でもあらぬ噂を流されて孤立無援状態のウリセスだったが、ふとしたことから、かつて命を救った兵士の娘レーアとの縁談が舞い込み、そのまま結婚することになる。最初こそぎこちなかったものの、レーアの不器用だが献身的な振る舞いや、個性豊かな彼女の兄弟達との出会いをきっかけに、無骨なウリセスの心にも家族への愛情が芽生えていく――ネットで話題沸騰! 寡黙な鬼軍人&不器用新妻の癒し系日常ファンタジー、待望の書籍化!
感想・レビュー・書評
-
ヒストリカルのイマージュ版って感じ。ほのぼのしてます。無骨で目つきの悪い(ここ重要w)ヒーローと、彼に戦場で救われた父を持つヒロイン。結婚式の場で初めて会うってのはHSではありがち。ヒロインの兄弟は個性豊かで、しょっちゅう新婚家庭にやって来るけど憎めないなぁ。ヒーロー兄妹も同じく。続きが出てるのを店頭で見たけど、麦の穂は良いように作用したのかな?そうそう、ヒロイン兄弟、ヒーロー部下及び神官の麦の穂話では涙でちゃったよ(;∀;)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016-10-09
-
有能だけど朴訥な性格の軍人(イメージ的には鬼軍曹)が、妻の顔も見ずに結婚、しかしそれなりに楽しんでいるという生活。ネット小説の書籍化。ネットにあった時点で読んでいたのですが、これはふつうの小説を読んでいる人……というよりは大人でも楽しめそうな、コメディすぎない、地味なお話です。そこがいいのです。個人的には、同じ作者の「あの猫を幸せに出来る人になりたい 」(現代もの)の方が好きだー。こっちもそーとー地味ですが。
-
この前に読んだのが、胸焼けしそうな恋愛小説だったので
ちょっと毛色の違う物をと選んだら、こっちも大差なく
左遷先での素朴な村の人達との心温まる交流が有って、都での
政治と戦争も絡めつつ・・・的な話かと思ったら
ほぼほぼ、新妻とのラブラブいちゃいちゃ新婚生活with愉快な
仲間達みたいな話 -
夫婦揃って可愛い.ありふれた日常の中,ゆっくりと距離を縮めていく二人.読んでいてほのぼのしてしまった.確かにこれなら左遷も悪くない
-
戦争で大活躍した軍人.
だけど権力に靡かないので貴族には嫌われて候.
というわけで左遷されて辺境の連隊長に就任.
そこで嫁を貰って,同時に愉快な義兄弟が出来て….
面白かったよ.
カッチカチの軍人バカが
嫁とか義兄弟と過ごすうちに次第にまろやかになっていく.
続きも読んでこう. -
タイトルで選びました(笑)第二弾!
同時期に読んだ本は、毒舌ヒロインでしたが、こちらのヒロインは、おらんやろっと思ってしまうぐらい健気で純朴なヒロインです。
タイトルから、サラリーマンのロハスな生活か?などと思ったらさにあらず。
こちらはファンタジー。
ヨーロッパの中世より進んでるぽい、とある架空の国の新婚さんのお話です。
戦場では無敵の軍人も平和になれば、煙たい存在・・・。左遷された先で、評判悪いにもかかわらず、見合いを言ってくる家がいて、結婚したならば・・・というお話。
ヒーローは軍人としては優秀だが、人間としてというか男性としては、不愛想、頑固
ヒロインは父親にとっての恩人に、恩返しのつもりで嫁ぎ、何とか認めてもらおうと奮闘する女性というより少女。
世界を揺るがす魔王とか、ドラコンとか
予言の何とかみたいなものは出てきません。
どちらかというと、そんな物語にご縁ない市井の人々の、ほのぼの話。
この若夫婦の心情が両方、丁寧に描かれていて、江戸長屋の人情話のようなのがお好きな方にもいいかも。
結婚・・・悪くないかも
いや・・・、いい!
てな展開でした。
とにかくヒロインの性格が可愛いです。 -
左遷された軍人ウリセス・アロと、嫁入りしたジャンナの日常。実力はあっても不器用な為悪いうわさが絶えないウリセスが、ジャンナとその兄弟4人と付き合っていくうち、左遷先で幸せになる話。
淡々とした中で小さな事件が起きたりする話で、ネットで楽しく読ませてもらったが、本で何度も読み返すほどではない。女性向な軍人ロマンス物かもしれない。 -
悪くないけど良くもない。同人誌ならありレベル。この判型でこの値段で満足できる読者は少ないと思うですよ。