スイ-ツ王子とわたしのヒミツ: Mari & Sou (エタニティ文庫 エタニティブックス Rouge)
- アルファポリス (2015年3月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434203046
作品紹介・あらすじ
失恋を機に、千葉の支社へ転勤した麻里。引越しの後、自分へのご褒美に大好きなスイーツを買いに行ったら、お目当ての商品は最後の一個! しかも、それを超イケメンと取り合うハメに……。翌日、新たな職場で麻里の前に現れたのは、お菓子を取り合った、あのイケメン!? ただでさえ気まずいのに、彼は麻里の教育係! おまけに彼には、甘くてやっかいなヒミツがあって――? 努力家ОLとクールな上司のとろけるようなオフィスラブ! 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
感想・レビュー・書評
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失恋を機に東京の本社から千葉の支社に転勤してきた麻里と、職場ではクールな仮面を外さない隠れスイーツ男子のイケメン上司・聡との甘々なお話。
職場ではやり手営業マンなキリッとした顔をしている反面、大好きなスイーツを目前にすると幸せそうに目を輝かせる聡に、きゅんとします。
デパートやスイーツフェアでも自分のために沢山のスイーツを買い込んでおり、その様子に癒されました。
ヒロイン視点のみならず彼視点でも物語が描かれるので、クールな仮面の下で少し慌てている様子や麻里への溢れんばかりの想いも覗くことができ、楽しめます。
上司の聡に認めてもらおうと一生懸命に努力して仕事をこなそうとする麻里も、健気で可愛らしいです。
まわりを明るく照らすような前向きさや、ゴミ箱につまづいたりするそそっかしい一面も見せ、親しみのあるヒロインでした。
甘い二人の物語の合間に、三角関係となる男の存在や女同士のドロッとした関係性も、スパイスとして少しあります。
また、聡と同期の二人、さっぱりした女性・沙織とお調子者だが根はいい奴・吉祥寺もいいコンビで、途中途中で笑わせられました。詳細をみるコメント0件をすべて表示