星月夜の恋人: Mio & Syunichi (エタニティ文庫 エタニティブックス Rouge)

著者 :
  • アルファポリス
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434204050

作品紹介・あらすじ

画家の道を諦め画材メーカーに就職した未央は、ある時、仕事先でセクハラにあう。大ピンチの未央を救ってくれたのは、たまたま近くに居た大手広告代理店の営業マン、俊一だった。「なんて素敵な人!」たちまち俊一に惹かれるが、彼の態度はつれない。それにエリートの彼は、雲の上の人――。未央は泣く泣く、この恋をあきらめた。なのになんの偶然か、とある画廊で彼と再会したのだ! しかも、その場で彼に自宅に誘われて……!? クールな彼に、情熱的に愛されて! 満天の星空のもと描かれる、煌きのラブストーリー! 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 画家の夢を諦め老舗画材メーカーに勤めるアラサー女子・三央と、イケメンで大手広告代理店勤務のエリート営業マン・俊一の、王道ラブストーリー。

    ヒロインがとても素直で、些細なことでも表情をころころと変えるのが可愛いです。
    おっとりしていながらも生真面目な性格で、何事にも誠実なところに好感がもてます。
    三央の描く油絵を中心にして物語が進むのですが、彼女は絵に対しても誠心誠意向き合っており、一生懸命なのが良かったです。
    ヒーローの方はというと、初対面からしばらくは表情から感情を読み取れないミステリアスな男性です。
    いつでもクールな姿勢を崩さない俊一にやきもきしますが、三央と過ごすうちに仮面が剥がれていくのにニヤリとできます。
    物語が進むにつれて、少年の面影が浮かぶ俊一を見ることができ、楽しめました。

    二人がアートに通じていることもあり、三央の絵のみならず様々な絵画が作中に登場します。
    挿絵はないのですが、絵画に関する描写も相まって画面が色鮮やかで、最後まで飽きずに読めました。

    文庫版には書き下ろし短編がありますが、こちらでは俊一が新たに描いた絵が出てきます。
    お話の方も、本編からよりいっそうラブラブな二人を垣間見ることができました。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

2009年よりwebサイトに創作小説を公開。

「2019年 『堅物シンデレラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤谷郁の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×