- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434214455
作品紹介・あらすじ
槇田桜子は、東京のデパートに勤める23歳のOL。仕事中に突然、サボリ魔の後輩と一緒に異世界トリップしてしまった! 気が付けば、エテルナという女神を奉る神殿にいて、桜子は何故か「巫女様」と崇められることに。ひとまず神殿で生活することになったものの、そこは日々の食事もままならないほどの極貧状態だった。命の危機を感じた桜子は、こう提案した――。「パンがないなら作ればいいじゃない!」。そうしてできたのは、この国では類を見ないほど美味なパン。ためしに売ってみると、パンは瞬く間に大ヒット商品に! そのパンを売って生活費を稼ぐうちに、やがて桜子は地域の活性化を担うようになるが……
感想・レビュー・書評
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ローマのようなファンタジー小説の世界にトリップしてしまった24歳OLの槙田桜子とさぼり魔の後輩・瀬尾一蔵。なんと桜子は神殿の巫女になっており、食事を得るために作り始めたパンが大当たりする。神殿がある南地区はさびれてしまっており、桜子はその復興のために奮闘する。支持してくれる人たちも大勢現れるし、ストーカーまがいの貴族も現れる。しかし、好事魔多し、圧力をかけてきて陰謀を仕掛けてくる謎の人物が出てきて暗雲が立ち込めるが、神殿や地区の人々のためを思う桜子の努力や仲間たちによって難を逃れる。まだまだ先は分からないが。適度の刺激があって愉しんで読める。
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使えない後輩と共に異世界トリップしてしまった主人公。
そこはシャッター街がある、貧困した神殿だった。
お金を稼ぐことができない、というのが
すごい足かせです。
これほどの縛りはない、という状態ですが
それを第一に掲げていられると…どうしようも。
職種が職種なだけに、それはそれで気高い?
誇りだけでは、生きていけませんけども。
自分の知識だけでどうにかしようとする主人公と
お金だけを目的としている、スーパーの店主。
スーパーはありだとは思いますが、約束を守ってこそ。
完全に、人の不幸の上に成り立っている、状態。
という前に、どこの三下ですか、という手段です。
大人の対応って…大変です。
働き始めた…いや、働かせ始めた後輩も
中々使える人種となってきましたし。
これで、ゴハンまだ? とかいう方向に走ったら
はたき倒してしまってたでしょうけどw