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- Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434274473
作品紹介・あらすじ
天国に続く道の途中に存在するレストラン。そこにはこの世に未練を残した死者の魂が集まってくる。時の流れのない静かな空間で自分の人生を見つめ直し、思い出の中に残る最期の一皿を注文するのだ。ほんの少しの後悔の苦味と甘やかな優しさが織り成す、珠玉の短編集――「あなたの心の思い出の一皿は、なんですか?」
感想・レビュー・書評
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2022.12.29 読了。
あの世とこの世の間にあるレストランには生きている時に未練を残した死者の魂が集まってくる。支配人の鏡が死者の人生の思い出の一皿を提供する短編集。
厳密に言うと☆2.7くらいかなという感想。
5編からなる短編集で最初の3編はどこかで読んだことがありそうなちょっとありきたりな話だなぁ〜と思ったけれど残りの2編が好みでグッと引き込まれた。題名から料理が感動的に美味しそうに書かれているのかと想像していたが料理はただのアクセント程度のもので死者があの世へ行くまでに人生を振り返る物語という感じ。ファンタジー感溢れる柔らかな物語。
重くなくライトにサラサラと読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
その人その人の過去と絡めての料理の思い出、なかなか感慨深い。
私にとっての最後の一皿は何だろう。
今はもう食べられなくなったずぼらやのてっちりだろうか。
店ももうない。昔、よく連れて行ってくれた両親ももういない。
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