生還 ―『食人』を冒した老船長の告白

著者 :
  • 柏艪舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434278495

作品紹介・あらすじ

極限下での犯罪は許されるべきか
武田 泰淳『ひかりごけ』のモチーフとなった事件の真相
26年前に刊行され、ベストセラーとなった『裂けた岬』の待望の改訂版!
英語版『The Survivor―The confession of cannibalism by the Old captain―』(電子書籍)と同時発売!

26年前に刊行され、ベストセラーとなった『裂けた岬』の待望の改訂版です。さらに『裂けた岬』英訳版(電子書籍)との同時発売となります。第二次世界大戦中に徴兵され、徴用船の船長として物資の輸送任務に就いていた黒岩亀吉(仮名)は知床半島沖を航行中に嵐に合い、真冬の知床の小屋に部下のシゲとともに取り残されてしまう。飢えと寒さの極限状態の中、先に餓死したシゲの遺体を船長は口にしてしまう。シゲの肉で体力を回復した船長は、流氷の上を渡り、知床を脱出する。新聞記者であった著者が30年間におよぶインタビューを経て書き上げた、人間の業を問い掛ける一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 『裂けた岬』(1994年)の増補改訂版。

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著者プロフィール

一九三四年(昭和九年)、北海道空知郡上砂川町生まれ。北海道新聞社に入社し、事件を担当。在職中からノンフィクション作品を発表。退職後は札幌大学講師など。主な作品は『日本史の現場検証』(扶桑社)、『松浦武四郎 北の大地に立つ』(北海道出版企画センター)、『北の墓 歴史と人物を訪ねて』(柏艪舎)、『生還』(柏艪舎)など。1994年より道新文化センターでノンフィクション作家の養成塾、一道塾を主宰。札幌市在住。

「2022年 『小説を旅する 北海道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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