漢学者はいかに生きたか: 近代日本と漢学 (あじあブックス 18)

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  • 大修館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469231588

作品紹介・あらすじ

本書は明治・大正・昭和にわたる「漢学者」たちの特異な伝記である。それは逆流のなかに骨太に生きた自信あふれる男たちの物語である。中心に据えられたテーマは「近代日本と漢学」。彼らは時代にどのように働きかけ、今日に何をもたらしているか。

感想・レビュー・書評

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  • 明治~昭和時代を生きた、8人の漢学者たちの生涯を書いた本。

    漢学者と一口に言っても、一生を四書五経の研究に身を捧げた者もいれば、和漢洋バランスよく学問を身につけた者まで、様々な人生を歩んでいる。
    文明開化の風潮の中、洋学へ傾倒する者が増える一方で、漢学者たちはすぐれた漢籍の知識をもって社会へ進出し、明治維新の隠れた担い手となった事は評価に値する。

    桂湖村の項で早稲田大学文学部のルーツを見る事ができるのも興味深い。

  • 中島撫山や簡野道明など明治・大正・昭和に渡る8人の漢学者達は、時代にどのように働きかけ、今日に何をもたらしたか。「近代日本と漢学」をテーマに、逆流の中に骨太に生きた自信あふれる男たちの姿を描く。(TRC MARCより)

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著者プロフィール

1929年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部卒、同大学院修了。文学部教授を経て、早稲田大学名誉教授。中国古典学(とくに詩経学)、江戸明治漢学専攻。現在、日本詩経学会会長、日本中国学会顧問。『中国の知嚢』上・下(中公文庫)、『論語のことば』(明徳出版社)、『詩経の鑑賞』『書を学ぶ人のための漢詩漢文入門』(二玄社)、『藩校-人を育てる伝統と風土』(明治書院)、『漢学者はいかに生きたか』(大修館書店)など著書多数。

「2019年 『楊貴妃 大唐帝国の栄華と滅亡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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