北欧のロマンゲルマン神話

  • 大修館書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469244199

作品紹介・あらすじ

神々と巨人族と人間たちの天地をかけめぐる戦い。壮大な構成の北欧神話を、物語形式で豪快かつ悲劇性豊かに展開する。

感想・レビュー・書評

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  • あの……フレイ・フレイヤが巨人に捕えられたというエピソードは初見なのですが……。

  • ギリシャ神話やケルト神話と並ぶ欧州の代表的な神話であり、ワーグナーのオペラの題材にもされた北欧神話の解説書。
    ストーリー形式ではなく、解説形式で話が進行します。
    登場する神々や巨人たちの台詞もありますが、物語のように台詞の応酬という形ではなく、どのキャラがどういうことを言ったかという形が採られています。
    天地の創造から巨人と神々の誕生、彼らの戦い、「神々の黄昏」と再生まで述べられ、巻末の解説ではキリスト教の影響によるエピソードの挿入についても指摘されています。
    ただし神々と巨人の誕生については、若干不明な点もありました。
    例えば主神オーディンの属するアース神族の誕生については述べられていましたが、それと敵対するヴァン神族がどこから誕生したのかについては述べられていませんでした。
    また魔物を生み出し、数々の悪事が公然と知れ渡っているはずの邪神ロキが、他の神々と友達づきあいできている理由も判然としませんでした。

    ・・・とはいえこれで物語としての北欧神話を読む欲求に駆られましたので、入門書としては最適な本だと思います♪
    特に『銀河英雄伝説』(田中芳樹)の愛読者は、是非ご一読を!
    神々が人間同様に我儘で自己中心的で、好き勝手な事をして他者に迷惑をかける点は、ギリシャ神話と同じでしたねw

    ニン、トン♪

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