- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784471212698
感想・レビュー・書評
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今から7年前(2006)に転職をしました、同じ業界での転職であり、それまで働いていた会社の経験が活かせましたが、新しい会社に慣れるまでには、かなりエネルギーを費やしたのを身をもって感じました。転職を成功に導くにはもの凄くエネルギーが必要で、ある程度若くないと難しいなと実感しました。
さて、この本は転職をするための技術を紹介している本で、自分を高く売り込むにはどのように、職歴書を纏めるべきか、転職に当たっての心構え等について解説されています。
昨年(2012)には、若手を採用するためのお手伝いをしたことがありましたが、忙しい業務の合間を縫って面接に臨む場合、書類において目を通すポイントは、「何をしてきて、会社にどの程度貢献できそうか」に集約されます。良い書類を作成するためにも、今いる仕事場で一生懸命に仕事に取り組むことも大事だと改めて思いました。
以下は気になったポイントです。
・内定の決まった翌月初めから入社するのがベスト、入社までのリミットは45日(p14)
・ビジネスパーソンとして価値ある人材でなければ、英語ができてもメリットにはつながらない、外資系でも日本でビジネスをしているので、英語を使う機会がないということも珍しくない(p16)
・資格取得などの自己投資は、自分の現状やビジョンに一致していなければならない、自己満足に過ぎない投資では評価が上がらない(p22)
・異なる業界への転職の難しさはケースバイケース、バックオフィス(総務・経理・人事)や営業職は業種をまたいでも転職しやすい(p24)
・職種をまたぐ転職は、非常に困難、今の職種で培ったスキルや実績が、希望する職種でも活かせることについて、説得力ある説明が必要なので(p26)
・職場結婚であれば、妻も夫の状況をわかってくれるだろう、事前に相談しながら進めていくのも一つの手(p32)
・成果に至るプロセスで何を考え、どう行動したか、その行動はどのような判断に基づいていたかが必要(p44)
・転職履歴は、税や社会保険の引き継ぎで明るみに出ることもあるので、嘘はつかない(p55)
・20代前半まではポテンシャル、30代前半までは成功経験、35歳以上ではマネジメント力(ヒトを育てる、プロジェクトの推進力、人脈)も問われる(p62)
・人材ビジネス業は、人材紹介業・人材派遣業・求人媒体・採用コンサルティング・ハローワークの5つに分かれている、ハローワークは国が運営しているが、最後の砦(p74)
・職務職歴の表現は、数字を入れるなど具体的に書く、作り話を書かない。
・面接では第一印象がポイント、話し方・姿勢・表情・身だしなみの4点に注意する(p137)
・1つの質問に対しては、長くても30秒以内で答える(p142)
・会社側は、最初に出た質問がもっとも相手の関心が高いものと受取る、最初から待遇や給与、休日の話になるのはよくない(p152)
2013年7月7日作成詳細をみるコメント0件をすべて表示