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- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473031822
作品紹介・あらすじ
絹子は大阪・天満菅原町の乾物問屋に生まれた。昭和十五年、周囲の猛反対を押し切って当時人気抜群であったOSSK(大阪松竹少女歌劇団、のちのOSK)に入り、駒ひかると名のって舞台に立つも、世の中は戦争に突入していく。大店の跡取り娘が、戦中戦後の混乱している芸能界を知恵と力でくぐり抜け、無名に近い落語家・桂米朝と出会い、結婚したのは昭和三十三年四月のこと。米朝の内弟子一号の枝雀、二号のざこばら、型破りの多くの弟子たちを陰から支えて育ててきた。本名は中川絹子、舞踊名は若柳吉古錦。波乱に満ちた半生記のはじまり始まり-。
感想・レビュー・書評
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今年3月に亡くなった3代目米朝さん。その奥さんである中川絹子さんの半生記。人間国宝となるほど芸を極めた方の奥さん、一筋縄ではいかないだろうとは想像していたが、なるほど確かにその通りだ。読むと元気をもらえる。
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米朝一門の弟子総勢約60人を支えた米朝の奥さんの半世紀。米朝の半世紀は読んだことあるけど、この本を読むと米朝一門についてや息子・米團治についてがさらによくわかる。
おもしろいという本ではないけど、「そうだったのか」と思う一冊。
この人がOSKに在籍していたことすら知らなかった。この本では戦争中の慰問などについても書かれている。宝塚好きの私としては「愛と青春の宝塚」のようなことが実際にあったのだという点から興味深い内容もあった。
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