- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473036445
作品紹介・あらすじ
「美術館は感性のエステサロン」と唱える著者が、1950年から2010年までの作品約60点をとりあげ、「顔」「物語」「リアル」「宇宙」など、わかりやすい切り口で語る新スタイルの入門書。アートはもはや特別な存在ではなく、ファッションのように自分の日常にとり入れるもの。女子たるもの(男子ももちろん!)アートを通じて知性と感性を磨き、美しくなりましょう。
感想・レビュー・書評
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一つ一つを丁寧に説明してくれてるんだけど、
途中で読むのが面倒になってしまった・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023.08.31 理解は出来ないけど、感じることはできた。それで良いのではないか。微妙に伝わってくる。
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現代アートの案内書としては割と好き。
ただ、『女の子のため…』とした意味はどこからも汲み取れないし、女の子のためだから真ピンクの装丁にした全時代的な安直さは、アートという自由で柔らかい感性を取り扱うにはあまりにも不釣り合いだなと感じた。 -
アートの歴史とか体系とか潮流とかまったく意識したことがなかったので、わかりやすくまとめられたよい入門書。有名どころも網羅されていて、この人たちはこのあたりとなんとなく分類がわかる。
みんなに知ってほしい、でも価値観を押しつけたくはない、と伝わってくる好感度が高い文体。わざわざ「女の子のための」と銘打つ理由はわからなかったけれど、ピンクの装丁だからこそ手にとったので、結局意図にはまった感。 -
タイトルに、んん?と反応してしまったのですが(女をばかにしとんのか!と)。読んでみて、このタイトルは何周も回っていろんなことを示唆してるかなり攻めたタイトルだな、って感じました。内容はとってもしっかりしていて、文章も非常にわかりやすいです。現代アートの一般書は、文章や内容が簡単過ぎて読者をばかにしてるのですか、みたいなものが結構あるように感じてしまているのですが、これはそんなのとは違って、まっとうなちゃんとした入門書だと思いました。
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2013年5月購入。
現代アートについて,なんとなく見た目や大まかな流れなどは知っているけど,それぞれのコンセプトや作家像までは知らないな〜と思っていた,気になり始めた私にぴったりの書でした。
有名な作品を中心に,カラー写真つきで,やさしい語り口かつわかりやすい言い回しで解説してくれます(私が読んだ芸術関係の図書と比較して,の話ですが)。
あまり関係ないですが,カバーもホットピンクでかわいいです(笑)
これ一つで,というよりは,現代アートに対する興味の入り口やモチベーションにいいと思います。
「女の子のための」とありますが,長谷川さんの文章で心が瑞々しくなるような印象があります。長々と書かれていないだけに,研ぎ澄まされていくイメージです。なるほど確かに,「美術館は知性と感性を磨くエステサロン」(本文p. 8)と言われるのもわかる気がします。
周りの人にも読ませたくなる一冊です。 -
序文に書いてある通り、やさしいアート入門書ではない。読み応えがあって、もう一度読み返したくなる一冊。
『生や感性の鮮度は、感じることと知ること、考えることのたえざるやり取りの連続によってたもたれます。』 -
「MOTコレクションを中心に」紹介されているので、結構見たことある作品が多かった。
女の子のためのっていうポイントはいまいち分からなかったが。 -
背後にあるコンセプト的なところをざっくり6つに分け、
大まかな概念とアーティスト紹介…みたいな本だった。
知的好奇心さえあればなんでも現代アートになっちゃうね