よむうつわ 下: 茶の湯の名品から手ほどく日本の文化

  • 淡交社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473045140

作品紹介・あらすじ

〈この国で大切に、大切にされてきた、その「わけ」を、さぐる旅〉
〈全50点以上の国宝、重文、大名物、すべての作品を撮りおろし!〉

日本文学研究者で、執筆活動やテレビコメンテーターなど多方面で活躍するロバート キャンベル氏が、茶の湯の名品を収める美術館に赴き作品を実見。各館学芸員・研究者、時には作家本人との対話を通し、作品を手にして間近で観察することで、ガラス越しでは分からなかった名品の息吹に触れます。日本文学はもとより、あらゆる文化に知悉するキャンベル氏の見識や発見・感慨を通し、名品との出会いが追体験できます。茶道月刊誌『淡交』で2018年から4年間にわたり連載された人気企画を上下巻にまとめます。国宝や重要文化財、重要美術品、茶の湯の名物・大名物、近代人気作家の作品など計50点以上(上下巻合わせ)を収録。下巻は2022年10月発売予定。

感想・レビュー・書評

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  • 魔女のチカラみる?|ユウ|note
    https://note.com/yuu37/n/nad34fc4a8004

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    https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001795/

  • 下巻も素晴らしい名品揃い。キャンベルさんの日本語力凄いな。最終回は研究者や学芸員ではなく、樂直入と作家と対談。

  • ふむ

  • 天下人や著名人の手を経て今日遺った大名物から、現代の傑作まで、その美について"外国人"の識者を通して語らせる。もっとも著者の日本文化への造詣は一般人とは比べ物にならず、ここのバックグラウンドの違いから、視点のユニークさを狙った企画も、あまり意味は無いようには思えた。造形の完璧さを重んじた中国に比べ、日本では器の持つユニークさに美や風流を見出し、そこに世界の広がりを感じる。とはいえ、戦災に遭った名物の修復や、何の変哲も無い(としか見えない)茶杓など、それらを所持した人物や来歴自体が莫大な価値になっている観もあり。アートの意味についても考えさせられた。

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著者プロフィール

東京大学教授/研究分野:近世・明治文学/主要著書・論文:『ロバートキャンベルの小説家神髄 現代作家6人との対話』(編著、NHK出版、二〇一二年)、『海外見聞集』「特命全権大使 米欧回覧実記(抄)」(校注、岩波書店、二〇〇九年)、『Jブンガク 英語で出会い、日本語を味わう名作/作業担当:0』(編著、東京大学出版会、二〇一〇年)

「2017年 『アプリで学ぶくずし字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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