利休・織部・遠州 くらべる茶の湯

著者 :
  • 淡交社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473045515

作品紹介・あらすじ

〈こんなにも違う! 利休・織部・遠州、三者三様の茶風がわかる一冊〉〈「くらべる」ことで見えてくる茶の湯の発展の過程とは〉
千利休・古田織部・小堀遠州。一般にも知られる三人の茶人を、「茶碗」「花と花入」などの項目ごとに比較。三者の美意識の
違い、茶会の手続きの違いを追うことで、今の茶の湯の姿へとつながる変化の道筋が見えてくる。三者の比較イラストに見開
きを充てて多数用いるなど、ビジュアルで理解を助けて、茶道史のあらましを知るための入門書としても読める内容に。「な
ごみ」2019年連載に加筆、イラストを追加し、書籍化。

感想・レビュー・書評

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  • お茶の世界って面白のね。
    やった事もなければ全くの無知なんだけど。笑
    以前大徳寺聚光院で千利休150回忌だったかな?の時に寄進したという茶室を見に行った事があったけど、その時に、奥行が……光の取り入れ方が……などと説明して下さってたけど、なるほどそういう事ねって。茶碗や道具だけじゃない事、理解が深まった。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/788087

  • 個性が異なる茶の湯の主役3人を、道具や様式などカテゴリ毎に解説し、比較によって各々の特徴がわかり易く整理されている。諸所の手前などは素人目線だと、そこまで有難がるものかと訝しくなるが、いわば凝った遊びも、権力と密接になる事によって、高尚さが備わり、必須マナーとして位置づけも変わる。文化とはその様なものだし、茶道が日本文化として外国にも知られた以上、その触りだけでも知っておくのは損ではなさそう。

  • いわゆる茶の湯の蘊蓄を知るために購入。
    我々が思っているものは、千利休が固めたものではないことが明記されているなど、40代以降の方は知っておいた方がいいかもな本。

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著者プロフィール

1953年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ドイツ、マンハイム大学に2年間留学。帝塚山大学大学院修了。博士(学術)。短大・大学教員を経て、著述業。著書に『千利休の「わび」とはなにか』(角川ソフィア文庫)、『茶の湯と日本文化』(淡交社)、共編著に『茶書古典集成 第1巻 初期の和漢茶書』(淡交社)などがある。

「2021年 『茶の湯の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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