集団とリ-ダ-シップ (現代心理学ブックス 83)

著者 :
  • 大日本図書
3.67
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784477121581

作品紹介・あらすじ

何か大きな課題をかかえたとき、私たちは、集団で解決しようとする。だが、集団にもマイナス面はあるし硬直し衰弱することもある。集団、リーダー、フォロワーにはどのような性質があるのだろうか?グループ・ダイナミックス(集団力学)の成果から集団を客観的にとらえるための着眼点を明らかにしていく。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【文章】
     すこし読み辛い
    【ハマり】
     ★★★・・
    【共感度】
     ★★★★・
    ・自分の気持ちや考え方よりも、周囲に対する重みづけによって、行動を決める→主体性の放棄
    ・リーダーには、集団を冷静かつ客観的に把握できる能力が必要不可欠
    ・リーダーに昇進させるかを判断する際に、経験、知識、業務遂行能力の他に、対人関係処理能力も重視される
    【気付き】
     ★★★★・
    ・集団が大きくなるにつれ、集団過程の損失も増え、メンバー一人当たりの生産性が落ちる
    ・メンバー個々の役割、責任を明確にする機会を設けることで、集団的手抜きを防止することができる
    ・集団内でコンフリクトが発生した時は、問題直視型と融和型の処理を図る
    ・お世辞や甘言は、他人を自分のコントロール下において、喝采を浴びたいと強く感じるパワー欲求旺盛なリーダーに対して効果的

  • groupthink ≒
    集団規模の認知的不協和現象

  • この世に生きている限り集団と関わらないことは絶対にないだろう
    きっとこれから先、会社に勤め仕事をするこの時にも、部という集団
    が存在するその中で、どのように適応すればよいか詳しく書いてお
    り、これから就職する私にとってとても参考になった。集団になじめ
    ない人は是非読んでほしい一冊。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

九州大学大学院人間環境学研究院教授。九州大学ビジネススクール教授併任。

「2012年 『〈先取り志向〉の組織心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古川久敬の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×